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パソコン
2016/03/10

フォントサイズの単位

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文字フォントのサイズの単位のお話です

私は、フォントサイズを表すのに、パソコンのワード/エクセル等で使用している(P)ポイントを使っています。
この業界に入ったのが遅かったので、ポイントでないと、サイズのイメージがわかないのです。
しかし、古くから携わっている方々は、号や級を使っている方が多いのです。

目  次

1. 号
2. 級
3. ポイント


 

1. 号

号 は、活版の活字のサイズを表す単位として使用します。
私は、活字は見た事が有る程度です。ちょっと前まで、会社の中を整理したりしていると、良く出てきましたが、さすがに最近は見ていません。
活字のサイズ(号数)は、活字を組みやすくするために、倍数関係にあります。
号の単位の素となる数字は、定かではありませんが、寸法を図にしました。

活版フォントサイズ

 

2. 級


活版から、オフセット印刷に代って行く過程において、写植機の時代がありました。
現在の印刷物のレイアウトは、パソコンによるDTP作業の時代ですが、その前のの一時期活躍したのが、写植機です。
印画紙に文字を出力して、それを切り貼りして、レイアウトを行うのです。そして、フイルム、アルミ板と製版作業で焼きつけ印刷となったわけです。
この写植機で使用していた、フォントサイズが、級(Q)です。
私も、この写植機は少し触った事があります。
文字を探すのが、和文タイプライターのような操作感だったような気がします。
活字を拾うのではなく、文字番にレンズを通し、光を透過させ、印画紙に写します。レンズの倍率を変える事で、文字サイズを変える事が出来ます。文字送り量の単位に 歯(H)を使用してました。
1Q = 0.25mm です。

3. ポイント


パソコンでは、ポイントが一般的な単位です。
ポイントサイズは、国によって異なるとの話も聴きますが、
1P = 0.35mm と覚えておくと良いと思います。
ピクセルも同じですので、ピクセルで表示の画像サイズも、ミリに変換できます。


フォントサイズの単位比較
100Pの場合と100Qの場合の単位比較の図です。

フォントサイズ比較

 

 

 


 

 

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