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UVレーザーは木材を切り抜ける?犬の足跡入り木製キーホルダーを試作しました

UVレーザーというと、文字やロゴを表面に刻印する加工を思い浮かべる方が多いかもしれません。
当社でも、木製キーホルダーや木札、コースターなどへの名入れやロゴ刻印を行っています。
しかし、UVレーザーでできるのは表面への刻印だけではありません。条件が合えば、木材を切断したり、デザインの一部をくり抜いたりすることもできます。
今回は、木製キーホルダーに犬の足跡をくり抜く試作を行いました。
UVレーザーには木材を切断する機能もあります
当社が使用しているUVレーザーは、木材に文字や絵柄を刻印するだけでなく、同じ場所へ繰り返しレーザーを照射することで、木材を少しずつ削りながら切断できます。
木の種類や硬さ、密度などによって結果は異なりますが、当社での加工では、厚さ3mm程度の木材であれば比較的くり抜き加工を検討しやすいと考えています。
ただし、すべての木材を同じ条件で切断できるわけではありません。
天然木、合板、MDFなど、材質によって必要な照射回数や切断面の仕上がりが変わるため、事前の加工テストが大切です。
厚さ7mmの木製キーホルダーに挑戦
今回試作したのは、厚さ約7mmの木製キーホルダーです。
表面へ犬の足跡を刻印するのではなく、足跡の形をそのままくり抜くデザインにしました。
7mmという厚みがあるため、一度の加工で切断することはできません。レーザーを繰り返し照射し、途中でフォーカスを調整し直しながら、少しずつ深く加工しました。
レーザー加工では、加工面とレーザーの焦点が合っていることが重要です。
加工が深くなるにつれて、レーザーが当たる位置も変わります。そのため今回は、途中でフォーカスを再調整しながら加工を進めました。
想像していたよりも、きれいな切断面に
木材をレーザーで切ると聞くと、切断面が黒く焦げたり、周囲が大きく変色したりするイメージがあるかもしれません。
今回の試作では、多少の色の変化はあるものの、想像していたほど強い焦げは発生せず、比較的きれいに足跡をくり抜くことができました。
UVレーザーの特徴を活かすことで、木材の風合いを残しながら、細かな形を加工できる可能性があります。
ただし、切断面の色や滑らかさは、次のような条件によって変わります。
- 木材の種類や密度
- 木目の方向
- 板の厚さ
- 接着剤を使用した合板かどうか
- レーザーの出力や速度
- 繰り返し照射する回数
- 加工途中のフォーカス調整
実際の商品として制作する場合は、同じ材料を使って試作し、仕上がりを確認する必要があります。
刻印と切り抜きを組み合わせたグッズへ
木材の切り抜き加工ができると、一般的な名入れとは違ったオリジナルグッズを作れます。
例えば、次のような商品が考えられます。
ペットの足跡入りキーホルダー
犬や猫の足跡をくり抜き、反対側に名前を刻印します。
実際の足形をデータにできれば、その子だけの「うちのこキーホルダー」にすることもできそうです。
シルエットをくり抜いたペットグッズ
犬種や猫のシルエット、横顔などをくり抜いた木製チャームです。
首輪やリードに付ける用途だけでなく、バッグチャームや記念品としても展開できます。
店舗ロゴをくり抜いた木製タグ
カフェ、雑貨店、美容室などのロゴを切り抜き、店名や開店日を刻印します。
開店記念品やショップタグ、店内装飾にも活用できます。
名前をくり抜いたネームプレート
文字の一部が抜け落ちないようにデザインを調整し、名前やイニシャルを切り抜きます。
子ども用のバッグタグ、ロッカー表示、席札などへの展開が考えられます。
季節の木製オーナメント
星、雪の結晶、桜、動物などを切り抜き、クリスマスや季節イベント用のオーナメントにします。
表面へ年号やメッセージを刻印すれば、毎年残せる記念品になります。
大量生産より、小ロットや試作に向いた加工
木材の切り抜き加工は、厚みが増えるほど繰り返し照射が必要になり、加工時間も長くなります。
今回のように7mm程度の厚さを加工する場合、途中でのフォーカス調整が必要になることもあります。そのため、短時間で大量に生産する商品には向かない可能性があります。
一方で、次のような用途には向いています。
- 1個だけの特別なプレゼント
- 少量の記念品
- オリジナル商品の試作
- 限定販売するショップグッズ
- ペットごとに形を変える「うちのこグッズ」
- 市販品にはない形状の木製パーツ
大量生産が難しいからこそ、少量で特別感のある商品として価値を出せるのではないかと考えています。
木材への深彫りにも可能性があります
UVレーザーは、切り抜くだけでなく、木材の表面を繰り返し加工することで深く彫ることもできます。
深さを変えながら加工すれば、平面的な文字や絵柄だけでなく、凹凸のある立体的な表現にもつながります。
例えば、ペットの顔、会社のロゴ、家紋、風景などを、木の表面へレリーフ状に彫る方法も考えられます。
深彫りでは加工時間や焦点位置、段差の作り方など、今後確認しなければならない点もあります。こちらについても試作を重ね、改めてご紹介したいと思います。
まずは「作れるか」を試作から
木製品は、同じ商品に見えても木目、硬さ、密度に違いがあります。
そのため、切り抜きや深彫りをご希望の場合は、材質、寸法、厚さ、数量、希望する形などを確認したうえで、試作から進めるのが安心です。
「この形を木で作れないか」「既製品の一部をくり抜きたい」「ペットの足跡を木製グッズにしたい」といったアイデアがありましたら、ご相談ください。
UVレーザーによる刻印、切り抜き、そして今後取り組む深彫り加工を組み合わせながら、新しい木製オリジナルグッズの可能性を探していきたいと思います。
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