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三栄Navi

記事公開日

ゴルフボール以外の球体にも印刷できる?

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※掲載画像は球体への印刷・刻印を表したイメージです。加工可否や範囲は商品によって異なります。

オリジナルグッズとして球体への印刷を考えたとき、最初に思い浮かぶのはゴルフボールかもしれません。

しかし、球体への印刷・刻印については、次のようなご相談もあります。

  • 卓球ボールにチームマークを入れたい
  • 野球のサインボールに大会名を入れたい
  • バレーボールへ卒団記念の文字を入れたい
  • バスケットボールへチーム名を入れたい
  • 小さな球形パーツへワンポイントを入れたい
  • 丸いアクセサリーパーツへマークを刻印したい

三栄ぷりんとでは、ゴルフボール以外の球体についても、素材や形状を確認したうえで、UVインクジェット印刷やUVレーザー刻印をご相談いただけます。

ただし、球体は平らな商品よりも位置合わせが難しく、印刷できる範囲にも限りがあります。

今回は、ゴルフボール以外の球体に印刷できるのか、対応しやすい商品と注意点をご紹介します。

球体にも印刷できる場合があります

球体であっても、印刷したい部分を上向きに固定し、その部分とプリントヘッドとの距離を適切に保つことができれば、UVインクジェットで印刷できる場合があります。

ただし、三栄ぷりんとのUVインクジェットプリンターは、商品を回転させながら印刷するロータリー装置を備えていません。

そのため、球体の周囲全体へ印刷するのではなく、上向きにした一部分へのワンポイント印刷が基本となります。

印刷できる範囲は、球体の大きさと曲がり具合によって異なります。

大きな球体は比較的なだらかな曲面を持っていますが、小さな球体は短い距離でも高さが大きく変化します。

そのため、小さな球ほど印刷範囲が狭くなる傾向があります。

なぜ球体への印刷は難しいの?

UVインクジェットプリンターは、プリントヘッドからインクを飛ばして商品表面へ付着させます。

平らな商品であれば、プリントヘッドと加工面の距離を一定に保てます。

しかし、球体は中心が高く、周囲へ向かうほど低くなります。

印刷範囲を広げると、次のような問題が起こりやすくなります。

  • 周辺部分の印刷位置がずれる
  • 絵柄が伸びたり変形したりする
  • 輪郭がぼやける
  • インクが狙った位置から外れる
  • プリントヘッドとの距離が大きくなる
  • 商品が動いて印刷位置がずれる

そのため、球体への印刷では、できるだけ曲面の頂点に近い部分へ、小さなデザインを配置します。

卓球ボールへの印刷

卓球ボールには、チームマーク、大会名、名前、短いメッセージなどを印刷できる場合があります。

白やオレンジなど地色が異なるため、印刷色の見え方も変わります。

卓球ボールは軽く、わずかな力でも動いてしまうため、印刷中に転がらないように専用の治具で固定する必要があります。

また、表面は強く曲がっているため、印刷できる範囲は小さなワンポイントが中心です。

次のような用途に向いています。

  • 卓球大会の記念品
  • 部活動・クラブの卒団記念
  • チーム名入りの展示用ボール
  • イベントの配布品
  • メッセージ入りプレゼント

実際の競技に使用する場合は、インクの厚み、重量、ボールの回転、競技規則なども考慮する必要があります。

記念品や観賞用としての制作の方が、相談しやすい用途です。

野球のサインボールへの印刷

野球のサインボールや記念ボールにも、大会名、チーム名、卒団年度、選手名などを入れられる場合があります。

野球ボールには縫い目があるため、印刷位置が縫い目に重ならないように調整します。

また、表面の素材によってインクの密着が異なります。

本革、合成皮革、ビニール系素材など、見た目が似ていても表面の性質は同じではありません。

野球ボールへの印刷では、次の点を確認します。

  • ボールの素材
  • 縫い目の位置
  • 印刷したい面
  • デザインの大きさ
  • 実際に競技で使うか
  • 記念品・展示品として使うか

サインを入れる余白を残し、反対側に大会名やチームマークを印刷する方法もあります。

バレーボールへの印刷

バレーボールは卓球ボールよりも大きく、表面の曲がり方が比較的緩やかです。

ただし、空気が入った状態のままでは、プリントヘッドとの距離や固定方法に問題が生じることがあります。

商品によっては、空気を少し抜き、印刷する部分をできるだけ安定させてから加工を検討します。

完全に平らになるわけではありませんが、印刷面の高さを調整しやすくなります。

加工後に空気を戻すと、表面が再び曲面になるため、インク層にも変化が加わります。

そのため、本番前に次の点を確認するテストが必要です。

  • 空気を戻したときに絵柄がどう見えるか
  • インクにひび割れや剥がれが出ないか
  • ボール表面への密着に問題がないか
  • デザインが大きく変形しないか

卒団記念、チームの寄せ書き用、展示用などが相談しやすい用途です。

バスケットボールへの印刷

バスケットボールも、空気を少し調整し、印刷する部分を上向きに固定することで、ワンポイント印刷を検討できる場合があります。

ただし、バスケットボールには独特の細かな凹凸があります。

この凹凸によって、次のような仕上がりになることがあります。

  • 細い線が途切れて見える
  • 小さな文字が読みにくくなる
  • ベタ部分に表面模様が現れる
  • インクの密着に差が出る

複雑な写真や細い文字よりも、太めの文字、シンプルなマーク、ワンポイントイラストなどが向いています。

こちらも、実際の競技用というより、卒団記念品や寄せ書き用、店舗・チームの展示品としての使用が中心になります。

小さな球形パーツへの印刷

アクセサリー用パーツ、ビーズ、樹脂製の球、真珠風パーツなど、小さな球形の商品についてもご相談いただくことがあります。

小さな球体は、曲面が急で印刷範囲が非常に狭いため、次のような加工が中心です。

  • 小さなワンポイント
  • 1文字のイニシャル
  • 簡単な記号
  • 番号
  • 単純化したマーク

数ミリ単位の商品では、通常の文字やロゴをそのまま縮小しても、きれいに表現できないことがあります。

デザインの線を太くする、細部を省略する、1文字だけにするといった調整が必要です。

UVレーザー刻印が使える場合もあります

球体の素材によっては、UVインクジェット印刷ではなく、UVレーザー刻印を検討できる場合があります。

レーザー刻印はインクを使用しないため、印刷のようなインク層の厚みは生じません。

ただし、素材によってレーザーへの反応が異なります。

  • 白っぽくなる
  • グレーに見える
  • 茶系に変化する
  • 表面がわずかに荒れる
  • ほとんど変化しない
  • 溶けたり変形したりする

素材が分からない場合は、必ずテストが必要です。

また、球体は中心と周辺でレーザーのフォーカス位置が変わるため、刻印範囲を広げると濃さや線幅に差が出ます。

こちらも小さな範囲への加工が基本です。

球体を固定する治具が重要です

球体への印刷・刻印で、最も重要なものの一つが固定です。

ボールを作業台へ置いただけでは、わずかな振動や接触で転がってしまいます。

印刷中に商品が動くと、デザインがずれたり、二重に見えたりする原因になります。

そこで、商品の大きさや形状に合わせた治具を使用します。

治具には、次のような役割があります。

  • 球体が転がるのを防ぐ
  • 印刷位置を一定にする
  • 複数個を同じ向きに並べる
  • 加工面の高さをそろえる
  • 縫い目や模様の位置を調整する
  • 印刷中のずれを防止する

既製の治具で対応できない場合は、商品の形状に合わせて治具を工夫します。

必要に応じて、3Dプリンターを使用して専用治具を作ることもあります。

印刷できる範囲は商品ごとに異なります

「球体には何mmまで印刷できますか」と聞かれることがありますが、すべての商品に共通する印刷範囲はありません。

印刷できる範囲は、主に次の条件で決まります。

  • 球体の直径
  • 曲面の強さ
  • 素材
  • 表面の凹凸
  • 商品の柔らかさ
  • 固定方法
  • プリントヘッドとの距離
  • デザインの細かさ

同じ直径でも、表面の素材や硬さが異なれば、印刷結果も変わります。

商品写真と寸法を確認したうえで、必要に応じてテスト印刷を行います。

全周印刷には対応していません

三栄ぷりんとのUVインクジェットプリンターは、商品を回転させながら印刷するロータリーオプションを備えていません。

そのため、ボールの周囲を一周するような全周印刷には対応していません。

基本的には、上向きに固定した部分へのワンポイント印刷となります。

印刷後に商品を回転させ、別の面へ再度印刷する方法も考えられますが、位置合わせが難しく、絵柄を連続させることはできません。

複数面へ加工する場合は、それぞれ独立したワンポイントとして配置します。

カラー印刷とレーザー刻印の違い

比較項目 UVカラー印刷 UVレーザー刻印
表現 フルカラー、写真、イラスト 素材による単色の変化
インクの厚み わずかに生じる 基本的にインク層なし
色の指定 データに合わせて印刷 刻印色は素材による
曲面への対応 頂点付近の小範囲 フォーカスが合う小範囲
素材との相性 インクの密着確認が必要 レーザー反応の確認が必要
テスト 初めての素材では推奨 素材不明の場合は必要

どちらが向いているかは、商品の素材、用途、希望する見え方によって判断します。

実際の競技に使用するときの注意点

スポーツ用ボールへ印刷・刻印する場合は、その後どのように使用するかが重要です。

実際の競技で使用すると、印刷部分には次のような負荷がかかります。

  • 強い衝撃
  • 摩擦
  • 汗や水分
  • 屋外での紫外線
  • ボールの変形
  • 繰り返しの空気調整

印刷や刻印によって、競技規則、重さ、回転、飛び方などに影響する可能性もあります。

公式競技での使用を保証する加工ではないため、基本的には次のような用途に向いています。

  • 卒団・卒業記念品
  • 大会記念品
  • 寄せ書き用
  • 表彰品
  • 店舗・クラブの展示品
  • プレゼント
  • イベント用グッズ

実際に競技で使用する場合は、競技規則や耐久性をご確認ください。

持ち込みボールもご相談ください

お客様が用意されたボールや球形パーツへの加工もご相談いただけます。

お問い合わせの際は、次の情報をお知らせください。

  • 商品全体の写真
  • 商品名・メーカー名
  • 購入先のURL
  • 球体の直径
  • 素材
  • 表面の凹凸
  • 空気を抜ける商品か
  • 印刷・刻印したい位置
  • 希望するデザインの大きさ
  • 必要数量
  • 使用目的
  • 希望納期
  • テスト用・予備品の有無

素材や形状によっては加工できない場合があります。

本番に必要な数量とは別に、テスト用の予備品をご用意いただくと、加工条件を確認しやすくなります。

まとめ|球体は小さなワンポイントからご相談ください

ゴルフボール以外にも、卓球ボール、サインボール、バレーボール、バスケットボール、小さな球形パーツなどへ印刷・刻印できる場合があります。

ただし、球体への加工には次のような制限があります。

  • 全周印刷ではなく小範囲の加工が基本
  • 曲面が強いほど加工範囲が狭くなる
  • 商品を固定する治具が必要
  • 素材によってインクの密着が異なる
  • レーザー刻印の色は素材によって変わる
  • 初めての商品ではテストが必要
  • 競技用より記念品・展示品に向いている

「このボールに印刷できるか」「どのくらいの大きさまで入るか」といった段階でも、商品の写真と寸法をお送りください。

素材、形状、用途を確認し、加工方法をご提案します。


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