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名刺
2018/12/23

黒に白の名刺 白トナーを使う

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最近、黒い用紙に白いトナーを使った名刺をお受けしました。
そんな事から、今日は、黒い用紙・・・・、このあたりの話を取り上げてみました。

そもそも、黒い用紙を使用した名刺の依頼は、あまり多くありません。
しかし、名刺の台紙メーカーでは、製品ラインナップに入っています。
どのくらいの需要が有るのか、聞いて見たいものです。

濃い色の用紙には金銀

依頼は、少ないのですが、既成の黒台紙で名刺を作るお客さんは、いらっしゃいます。
定期的にいらしてましたお客さん、最近見られてません。
どうしましたかねー。
この方は、銀のインクでの依頼でした。
また、濃い朱色の用紙に、金・銀の両方を使用した名刺を作成する企業さんがおられます。
あまり見られない形の名刺ですから、オリジナリティーの高い名刺に仕上がってます。

オフセット印刷の場合、インクが用紙に吸い込まれるため、色が沈む感じに仕上がります。
また、インクの盛が少ないので、どうしても用紙の色に負けてしまうのです。

したがって、白インクでの印刷の話が入った時は、綺麗に行きませんとお断りします。
また、銀での印刷を提案する事があります。

経験から、黒のような濃い色の用紙にも、銀・金は、比較的、使えるかなーと思います。

金銀と言うと、あのつややかなイメージを持つ方がいらっしゃいますが、あれは箔押しです。
オフセットの金銀は、つやがありませんので、注意してください。
さらに、品質を求める方には、シルク印刷をお勧めします。

黒い用紙に黒

あるデザイナーさんから、黒い用紙に黒のインクで印刷と言うのをお受けした事がありました。
この三栄NAVIの中でも紹介した事があったような気がしますが、感心した事を思い出します。
用紙は、マット調の風合いのある黒の用紙です。
竹尾のプライク(黒)でした。

黒のインクで印刷すると、見る角度、光の加減によって良い感じに見えるのです。
デザイン屋さんって、こんなところまで計算し、考えているんだと思ったしだいです。

白の印刷は、オンデマンドの白トナー

今回、黒の用紙に白の印刷をお受けしましが、この用紙が、先にお話しした黒に黒のインクの、竹尾のプライクでした。
だいぶ前の話にはなりますが、竹尾のプライクを仕入れる時、紙屋さんから取り扱い注意を何回も念押しされた事を思い出します。
表面のマット調の黒が、圧力・手の油・・・・等で、傷になりやすいとの事です。
そんな用紙での依頼でしたが、白トナーを使ったオンデマンド印刷を提案させていただきました。

結果、プライクに白トナー結構良い感じに仕上がりました。

オフセット印刷は、インクが用紙に吸い込まれ、色が落ちる傾向があります。
それに比べ、オンデマンド印刷では、用紙に盛られる感じです。
シルク印刷に近いかもしれません。
したがって、下地の色の影響は受けますが、オフセットより良い結果が得られます。
濃い用紙を使用する場合は、オンデマンド印刷。

今後、白トナーを使った名刺が増えるかもしれませんね。

 

 


 

 

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