自動組版、汎用型の改良
管理者用だいぶ前になりますが、この三栄NAVIにおいて、汎用型自動組版としてインデザインを組版エンジンとしたスクリプトを紹介しました。
参考にしてくれた方がいたと思うのですが、どうも使いにくいようでした。
以前に紹介した自動組版は、vbsを使用してプログラムしていました。
また、対象となる、データはタブ区切りのテキストファイルです。
したがって、インデザインとメモ帳だけで、使えるので、これはこれで便利でした。
しかし、テキストエディターで、データを作るのが面倒だったのです。
結局 エクセルで作成して、テキストファイルに書き出していたのです。
なんて無駄なことをやっていたのでしょう。
もう少し、使いやすいものにしようと、エクセルVBAで作りなおす事になりました。
まずは、今までと同じ機能まで作る事にしまた。
そして、完成したのが今回紹介する、自動組版汎用型です。
単純な、テキスト流し込みツールですが、インデザインのデータ結合には無い、溢れ機能が付いている事でしょうか。
これをベースに、改良を加えて機能アップを図って行きたいと考えています。
汎用_自動組版インデザイン
概 要
インデザインへの自動組版スクリプトです。
テキストフレームにエクセルデータを流し込んで行きます。
テキストフレームをオーバーフローになった時の溢れ処理が組み込まれています。
画像の貼付けも可能としてます。
エクセルは、4つのシートで構成
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スタートページ 実行ボタンを配置
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データシート データソース
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テキストフィールドテーブル レイアウトする台紙等の設定
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出力用紙設定テーブル 各項目の仕様設定
スタートページ
今後、改良を加えて行く事を考え、システムのスタートページとしてます。
今は、実行ボタンを配置しているだけですが、どうなる事やら・・・
実行ボタンがオンにより、インデザインが開き、組版をスタートします。
データシート
データソースをこのページにセットします。
1桁目には、連番の数字を入れます。また、1行目は、項目のタイトルになります。
例では、宛名シールの住所データとなっています。
宛名シールを事例としてますので、以下の内容のリストです。
番号
企業名
郵便番号(〒)
住所
住所付属
部署名
役職
名前
出力用紙設定テーブル
インデザイン出力用のテーブル設定を行います。
サイズ 幅/サイズ 高
台紙 幅/台紙 高
台紙ファイル名 .pdf
面付け台紙ファイル名
面付け方向 左右・右左・左下・右下"
マージン X / マージン Y
ドブ 縦 / ドブ 横
面付け 行 / 面付け 列
出力ファイル名
テキストフィールドテーブル
データシートのソースデータの各項目のレイアウト仕様を設定
組版有無
座標XS /座標YS
幅 /高
テキスト /画像/名前
フォント名/ウィト/フォントサイズ
行間
縦/横
平体 /長体
文字揃え 左・中・両端・右 左
段落揃え 上・中・下・両端 上
ofフォントサイズ
of平体/長体
事 例
シールにレイアウトして、座標やフォントサイズなどを記録し、ます。
組版仕様のテーブルにセットします。
実行結果
dataフォルダーに保存されます。
実行結果 pdfファイルの出力
ダウンロード
ダウンロードしたファイルを解凍して
任意のフォルダーにおいてください。
インデザインの台紙や、バックに貼り付ける画像も同じフォルダー内に配置します。
また、data、img フォルダーを作ってください。
汎用_自動組版インデザイン
data
img
汎用_自動組版インデザイン.xls
以上