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生成aiに、イラストレータトンボ付きデータをpdfファイルに書き出しスクリプトを書いてもらった

前回に続いて、生成Aiによる、自動化スクリプトのコーデングを行ってもらった話です。
前回、生成AIに作ってもらった、.aiファイルのpdf変換スクリプトの事を取り上げました。
今回も生成Aiにもう少し複雑な要求に対応してもらうことにしました。
背景
複数の名刺データがレイアウトされているイラストテータのファイルから、1ファイルづつpdfファイルで書き出してもらうスクリプトです
名刺の両面がレイアウトされたデータが入稿された場合、それぞれを別ファイルにコピーして対応してます。
それを、手作業で行う必要があり、件数が多いと非常に大変です。
そこで、生成Aiの実力を試してもらうこととしました。
最終的には、名刺の裏表の書き出しでしたが、あるだけ書き出してもらうスクリプトにしてもらいました。
指示の経過
誰がお願いしても、同じように、作ってくれるはずですが、私がChatGPTとやりとりした流れを簡単に紹介します。
Q1 生成の指示
お客様から入稿された、イラストレータで作成された名刺データがあります。 そして、裏面、表面の両方が書かれてます。 印刷する版のデータにするため、裏面、表面を分けたデータにする必要があります。 そこで、1つのファイルの中に、書かれているトンボ付きの名刺のデータをアートボードを分けてページを増やし、それぞれにコピーするスクリプトをお願いします。
A1 スクリプトを生成
実行したがNG
Q2 NGの報告
どちらのスクリプトも選択してくださいなどのメッセージボックスが開いている状態で、選択操作ができません
A2 スクリプト生成
実行したがNG
Q3 Ai no提案をそのまま 作成指示
A2. スクリプト生成の最後に ・・・例えば「表→裏→PDF吐き出しまで」一発)しますので、お好みの運用を教えてください。・・・・の文言があり
そのまま、 「表→裏→PDF吐き出しまで」一発 をお願い
A3 スクリプト生成
実行したがエラー
Q4 エラー報告
有効なオブジェクトが不足している・・・・メッセージでNG
A4 スクリプト生成
エラー
Q5 エラーの報告
159行目で error24 ・・・・・関数が無いとのメッセージ
A5 スクリプト生成
実行でOK
Q6 条件を変えてスクリプトの指示
上手く行きました。
裏と表で書き出しをお願いしてましたが、裏表関係なく、1ページ内に、トンボで配置されている全てに対応する方がもっと使えそうです。よろしく
A6 スクリプト生成
実行でOK 確認
完成スクリプト実行結果
・ テスト用イラストレータ用意。 3つのトンボ付名刺データを準備
・ Ai がコーディングしたデータをjsxファイルでディスクトップにコピー
・ テスト用イラストレータにjsxファイルをドラック
続行
完了のメッセージ OK
3つのpdfファイルが出来ている
その中の一つを表示
最後に
生成Aiと数回のやり取りは、有りましたが、どうでしょうか。
実行して、エラーが出たりはしましたが、私は、上手に使えば、自動化などの手助けに有効と考えます。
処理ごとを関数化されており、そのコメントもかかれており、リストを見るだけで、勉強にもなります。
私は、時間がとれないので、実験的な使い方しかできませんが、多くの方に有効だと思います。
体感として、多少の知識は必要かもしれません。