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生成Aiを使用して .aiからPDFファイルへの変換スクリプトをコーディングしてもらった

背景
イラストレータの .aiファイルをPDFファイルに変換する事は、度々発生する。
たいした作業ではないが、件数が多くなるとそうも言ってられない。
そこで、生成AI ChatGPT を使ってスクリプトを作ってもらった。
1か月ほど前に、”adobeイラストレータで自動化のスクリプトを勉強したい。”・・・・と、生成AIに問いかけた。
いいですね・・・・
と、方法を丁寧に教えてくれた。
そして、最後に
必要なら、**「バリアブル名入れ→一括PDF書き出し」**の完成スクリプトを、御社の実データ形式(CSV列名・書き出しパス・フォント指定など)に合わせて、その場で作成します。まずは「やりたい処理」を1つ教えてください。用途にぴったりなテンプレから用意します。
・・・・へえー 作ってくれるんだー!
こんな事もあり、まずは単純なpdfファイル変換で試して見た。
生成AI ChatGPT5 の実行
指示 Adobe イラストレータにおいて、ai データを PDFファイルに変換したい、その際トンボを付けない仕様で、スクリプトをお願い
了解です。Illustrator の ExtendScript(.jsx)で、開いているAIデータを「トンボ(トンボ・レジ・カラーバー・ページ情報)なし」でPDF保存するシンプルなスクリプトをご用意しました。保存先はAIと同じフォルダ、ファイル名は拡張子だけPDFに変えます。
単一ドキュメント用(アクティブなAIをPDF化・トンボなし)
フォルダ一括変換(任意)
指定フォルダ内の .ai を、同フォルダに .pdf(トンボなし)で一括保存します。
使い方
-
上記コードをテキストエディタで保存(例:
SavePDF_NoMarks.jsx
)。 -
Illustrator の
ファイル > スクリプト > その他のスクリプト...
から実行。
あるいはPresets/ja_JP/スクリプト
フォルダへ配置して再起動するとメニューに常駐します。
補足
-
「トンボを付けない」指定は、上記の
trimMarks / registrationMarks / colorBars / pageInformation
をすべてfalse
にしています(環境により未公開プロパティの場合があるためtry{ }catch{}
で安全にオフ)。
ほとんどの環境ではPDF保存時にトンボが既定で付かないため、明示的オフ+安全ガードという構成です。 -
塗り足し(bleed)をPDFにも反映したい場合は
opts.useDocumentBleeds = true;
に変えてください(トンボは付きません)。 -
既存のPDFプリセットを使いたい場合は
opts.pDFPreset = "Press Quality";
のように指定可能です(日本語版ではプリセット名がローカライズされている場合があります)。
必要に応じて、プリセット指定版や保存先の変更、ファイル名ルール(サフィックス追加など)も組み込みます。お好みの運用に合わせて調整しましょう。
1ファイルとフォルダー単位にのスクリプトを作ってくれました。
想定してなかった、フォルダーに対してのスクリプトまで用意してくれたとは。
スクリプト実行
指定フォルダー内の aiファイルを対象にpdfする方のスクリプトで実行してみます。
コード保存
2つの生成コードをコピーしてテキストエディターに保存、ディスクトップ上においた。
実行
フォルダー内のすべての .ai ファイルを対象のpdfファイルに変換する方のスクリプトファイルを使用します。
イラストレータを開き、スクリプトファイルをドラック
続行
変換したいaiのフォルダー選択
実行結果
pdfファイルに変換したファイル
最後に
生成AIにより作ってもらったスクリプトですが、使えました。
今回は、単純な作業のスクリプトでしたが、どこまでやってくれるのか、試してみたくなりました。
次は、もっと複雑な自動化スクリプトを作ってもらうことにしました。