インデザインスクリプト
2016/01/10
6.インデザインスクリプト 初級講座(3)テンプレート
管理者用初級講座(2)では、ドキュメントの保存及び開く迄を紹介しました。
今回の初級講座(3)では、テキストのフレームの操作について紹介入ります。
その前に、事前準備として、ドキュメントのテンプレートについてお話ししておきます。
ドキュメントを新規に作成した場合、多くの設定を行う必要があります。
初期設定は、あれやこれやと結構大変です。
そこで、テンプレートを使うようにすると便利です。
テンプレートと言っても、テンプレートファイルでは無く、通常のインデザインファイルでも問題ありません。
インデザインで、通常の組版を行って、印刷まで行います。
この状態で、ドキュメント上のオブジェクトを全て削除します。
このファイルを保存して、テンプレートとします。
スクリプトで、このファイルを開いた時には、保存した時の、設定が全て残っています。
ドキュメントの初期設定の必要がありません。
ドキュメントを新規に作成するより格段とコントロールしやすいでしょう。
下の図は、インデザインでドキュメントを作成しました。
デフォルトの状態の設定になっています。
文字フォントは、小塚明朝体
フォントサイズ は、13Q
このドキュメントに、テキストフレームを作って、文字を記入して、文字フォントを指定、サイズを指定、環境設定で単位も設定しておきましょう。
さらに、プリントアウトします。
最後に、全てのテキストフレームを削除して、ファイルを保存します。
このファイルをスクリプトで開います。
保存した時の設定が、残っているのです。
プリンとアウトした時のプリンターの設定まで残っているのです。
自動で組版した結果を、簡単にプリントアウトが可能です。作業効率アップ間違いなし。