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犬のしつけ用クリッカーへの名入れを思い出して、ペット用品売り場を見てきました

以前、犬のしつけに使う小さな道具へ、名入れをしたことがありました。
30~40個ほど名入れしました。
そのときは「犬のしつけ用の道具です」と聞いただけで、道具の名前までは覚えていませんでした。
最近、これまで手掛けた印刷や刻印の事例をブログで紹介しているうちに、ふとその仕事を思い出しました。
気になって調べてみると、おそらく「クリッカー」と呼ばれているものだったようです。
ペコッと音を鳴らして使うクリッカー
クリッカーは、ボタンのような部分を押すと「カチッ」「ペコッ」といった音がする、小さな犬のトレーニング用品です。
犬が望ましい行動をした瞬間に音を鳴らし、褒めたり、ごほうびを与えたりすることで、行動を覚えてもらうために使われるそうです。
私が名入れしたものは、赤・青・黄色など何種類かの色の樹脂製の小さな道具でした。
平らな面があるため、名前や簡単な文字を入れること自体は可能です。小さな品物なので、ワンポイントの名前やマークが入ると、既製品とは違った印象になります。
販促品として使えないかと考えましたが……
このクリッカーを思い出したとき、最初に考えたのは、犬に関係する企業や店舗の販促品として使えないかということでした。
例えば、次のようなところです。
- ドッグスクール
- ペットショップ
- 動物病院
- トリミングサロン
- ペット用品メーカー
- 犬を対象にしたイベント
店舗名やロゴを入れれば、犬を飼っている方に向けた、少し変わったノベルティになるかもしれません。
ところが、実際にクリッカーの販売価格を調べてみると、かなり手頃な商品が多く見つかりました。
商品そのものが安いと、データ作成、位置合わせ、試し加工、印刷や刻印といった費用の割合が、どうしても大きくなってしまいます。
大量に使用される消耗品なら数量によって加工費を抑えられる可能性もあります。しかし、クリッカーはトレーニングの間に使う道具で、短期間に何個も買い替えるものではなさそうです。
正直なところ、これを単独で名入れ商品として販売するのは、商売として少し難しいかもしれないと感じました。
ただし、ドッグスクールの入会セットや、トレーナー向け用品一式の中に加えるのであれば、別の見せ方ができそうです。
昔、犬を飼っていた頃とは大違いです
私も、ずいぶん昔に犬を飼っていました。
今とは犬の飼い方に対する考え方も違い、地域によっては、今ほどリードの使用が徹底されていなかった時代です。
わが家の犬は、用を足す場所もだいたい決まっていました。それでも、なぜ犬はわざわざ外へ行って用を足したがるのか、今でも少し不思議に思います。
当時の私は、犬のしつけ専用グッズというものを、ほとんど見た記憶がありません。
首輪、リード、食器、犬小屋などはありましたが、現在のように目的別の用品が細かく並んでいた印象はありません。
そのため、久しぶりにホームセンターの犬猫用品売り場を見たときは、本当に驚きました。
現在のペット用品売り場は、ひとつの専門店のようです
売り場には、色や太さの異なる首輪やリードをはじめ、ブラシ、バリカン、食器、キャリーバッグ、給餌器、見守りカメラなど、さまざまな商品が並んでいました。
犬や猫のための家電製品まであります。
自動で餌を出す給餌器や、留守中の様子を確認できるカメラなどは、私が犬を飼っていた頃には想像もしなかった商品です。
ペットが「飼っている動物」ではなく、大切な家族の一員として扱われるようになったことが、売り場を見るだけでも伝わってきます。
すべてのペット用品が名入れに向くわけではありません
売り場の写真を撮りながら、「この中で、うちのこグッズにできるものはないだろうか」と考えてみました。
しかし、安価な商品では、クリッカーと同じ問題があります。
例えば、数百円程度の用品に印刷や刻印をすると、商品代より加工費のほうが高くなることがあります。
名入れ加工では、レーザーやプリンターを動かす時間だけが費用になるわけではありません。
品物の形状や材質を確認し、加工できる位置を決め、データを調整し、必要に応じてテストを行います。複数個を加工する場合には、位置をそろえるための治具が必要になることもあります。
品物が小さく安価であっても、こうした準備作業まで小さくなるとは限りません。
そのため、商品価格と加工費のバランスを考えることが大切です。
少し価格の高い用品なら、名入れとの相性がよさそうです
一方、ペット用品売り場には、数千円から数万円ほどする商品もありました。
丈夫なキャリーバッグ、質のよい首輪、自動給餌器、ペットカメラなどです。
こうした商品であれば、商品価格に対する加工費の割合が低くなります。名前や写真、ワンポイントのマークを加えることで、既製品にはない価値も感じてもらいやすくなります。
例えば、次のような加工が考えられます。
- 首輪の金属プレートに犬の名前を刻印する
- キャリーバッグのプレートやパーツに名前を入れる
- ステンレス製の食器に名前や足跡を刻印する
- 樹脂製品の平らな部分に写真やイラストを印刷する
- 木製の食器台に名前やメッセージを入れる
- 収納ケースに犬や猫のシルエットを入れる
ただし、市販品への持ち込み加工では、材質や表面処理、凹凸、加工位置などを確認する必要があります。見た目だけでは、印刷や刻印が可能か判断できない商品もあります。
一番驚いたのは、写真を使ったグッズの価格でした
売り場を見ていて、もうひとつ驚いたことがあります。
それは、写真や絵柄を使ったペット向け記念品の価格です。
私どもで制作している写真入りタイルや、油絵風に加工したキャンバスに近い商品も見かけました。
価格を見たときの正直な感想は、
「高いなあ!」
というものでした。
もちろん、店舗では商品開発、在庫、パッケージ、陳列、販売経費などが加わります。私どもは実際に印刷や加工を行う側なので、製造価格と店頭での最終的な販売価格を、同じように考えることはできません。
完成品を店舗で販売するなら、これくらいの価格になるのかもしれない。そんなことを、改めて考えさせられました。
「うちのこグッズ」は、品物の価格だけでは決まりません
写真入りのタイルやキャンバスは、毎日の生活に絶対必要な用品ではありません。
それでも選ばれるのは、そこに写っているのが、自分にとって大切な犬や猫だからだと思います。
同じタイルやキャンバスでも、愛犬や愛猫の写真が入ることで、家族にとってはまったく違う意味を持つ品物になります。
- 誕生日の記念
- 家族になった日の記念
- 長寿のお祝い
- 新居に飾るインテリア
- 家族や友人へのプレゼント
- 亡くなったペットを偲ぶメモリアルグッズ
このような品物は、単なる日用品とは価格の考え方が異なります。
安い品物へ無理に名入れするより、長く使うもの、毎日目にするもの、思い出として残すものに加工を加えるほうが、オリジナルグッズとしての価値を感じてもらいやすいのではないでしょうか。
小さなクリッカーから、ペットグッズの見方が変わりました
今回、以前に名入れした小さなクリッカーを思い出したことから、現在のペット用品について改めて考えることになりました。
クリッカーそのものは、単品の名入れ商品として考えると、加工費とのバランスが難しい品物です。
しかし、犬用品全体に目を向ければ、首輪のプレート、食器、キャリーバッグ、木製品、タイル、キャンバスなど、印刷や刻印を生かせそうなものはたくさんあります。
すべての商品へ加工すればよいわけではありません。
品物の価格、使用期間、素材、加工できる面積、そして、その品物に名前や写真を入れる意味を考える必要があります。
「この品物に、うちの子の名前を入れられないだろうか」
「写真を使って、長く残せるものを作りたい」
そのようなご希望がありましたら、まずは品物の写真や材質、大きさなどをお知らせください。
実際に加工できるかどうかだけでなく、その品物に印刷や刻印をする価値があるかというところから、一緒に考えてみたいと思います。
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