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バスケットボールに名前をレーザー刻印|クラブ活動で使うマイボールを見分けやすく

先日、バスケットボールへの名入れをご依頼いただきました。
当社では、これまでバスケットボールへのカラー印刷をお受けしたことがあります。しかし今回は、インクジェット印刷ではなく、UVレーザーによる名前の刻印です。
ボールへの加工という点では同じでも、カラー印刷とレーザー刻印では、準備や仕上がりに大きな違いがあります。
「自分のボールが分かるように名前を入れたい」
今回のお客様は、当社のホームページをご覧になってお問い合わせくださいました。
お話を伺うと、息子さんが地域のバスケットボールクラブに入っているとのこと。チームで共用するボールではなく、それぞれが自分のボールを用意して練習するそうです。
同じようなバスケットボールが何個も集まれば、どれが自分のものか分かりにくくなります。
そこで、お子さんのためにボールへ名前を刻印したい、というご依頼でした。
チーム名や記念メッセージを入れる名入れもありますが、今回は日常的に使うマイボールを見分けるための、実用的な名入れです。
ホームページに、そんな情報を載せていただろうか?
お客様から「ホームページを見ました」と言っていただいたとき、正直なところ、少し不思議に思いました。
「バスケットボールへレーザー刻印できます」と、はっきり案内していただろうか。
当社では、ゴルフボールをはじめ、さまざまな球体への印刷や刻印を試してきました。その中にバスケットボールのテスト例もあったため、ホームページに掲載しているボール加工の記事や写真をご覧になり、「相談できるかもしれない」と思ってくださったのかもしれません。
すべての加工例を細かく紹介できているわけではありません。それでも、これまで発信してきた情報が、今回のお問い合わせにつながったことをうれしく思います。
カラー印刷では、ボールの空気を抜く必要がありました
これまで当社で行ってきたバスケットボールへの名入れは、UVインクジェットプリンターによるカラー印刷でした。
UVインクジェットプリンターには、印刷できる品物の高さに制限があります。バスケットボールは、そのままでは機械に収まりません。
そのため、加工前にボールの空気を抜いて高さを抑え、印刷できる状態に整える必要があります。
しかし、空気を抜いたボールは表面が安定しにくくなります。印刷する部分をできるだけ平らにし、位置を合わせ、動かないように固定しなければなりません。
印刷後には再び空気を入れ、仕上がりを確認します。
一見すると名前を一か所入れるだけですが、実際には加工前後に多くの作業が必要です。
レーザー刻印なら、空気を抜かずに加工できる
今回のUVレーザー刻印では、ボールの空気を抜かず、通常の形を保ったまま加工できました。
これは作業上、とても大きな違いです。
空気を抜いたり、加工後に空気を入れ直したりする工程がなくなり、ボールの形も安定しています。
また、インクを表面に載せるカラー印刷とは異なり、レーザー刻印はボール表面へ直接反応させて文字を表現します。そのため、フルカラーにはできませんが、落ち着いた色合いの名入れになります。
ただし、ボールの材質や表面加工によって、刻印の色、濃さ、手触り、見え方は変わります。すべてのバスケットボールで同じ仕上がりになるとは限らないため、素材の確認や事前テストが大切です。
球体加工で難しいのは「頂点」と「中心」を合わせること
空気を抜く作業は不要になりましたが、レーザー刻印にも難しい点があります。
それは、ボールの頂点と刻印位置の中心を正確に合わせることです。
バスケットボールは平らな板ではなく、大きな球体です。わずかに向きがずれるだけでも、名前が斜めに見えたり、希望していた場所から外れたりします。
レーザーは焦点の合った位置で、きれいに加工できます。ボールの中心がレーザーの真下からずれると、文字の左右で焦点距離に差が生じ、刻印の濃さや鮮明さが変わることもあります。
さらに、ボールには黒い溝やメーカーの印刷、品番表示があります。どの区画に名前を入れるかを決めたうえで、周囲とのバランスも考えなければなりません。
レーザーなら簡単にできるということではなく、球体に合わせた位置決めと固定が、仕上がりを左右します。
大きな文字ほど加工しやすいとは限りません
名前を目立たせるため、できるだけ大きく入れたいというご希望もあると思います。
しかし、球体に大きな文字を入れると、文字の中央と両端で高さの差が大きくなります。加工範囲が広がるほどレーザーの焦点が外れやすくなるため、文字の大きさには限界があります。
きれいに仕上げるには、ボールの曲面、名前の文字数、書体、加工位置を見ながら、無理のない大きさを選ぶことが重要です。
特に細すぎる書体や複雑な飾り文字は、ボール表面の細かな凹凸によって見えにくくなる場合があります。今回も、実際のボールを確認しながら、文字を配置しました。
名前が入ると、ボールへの愛着も変わります
今回の名入れは、表彰品や展示用の記念ボールではありません。
クラブ活動で、お子さんが実際に練習へ使うボールです。
名前が入っていれば、ほかの子のボールと見分けやすくなります。取り違えや紛失を防ぐ目印としても役立ちます。
そして何より、自分の名前が刻まれたボールには、少し特別な気持ちが生まれるのではないでしょうか。
練習で使い込んでいくうちに傷や汚れが増えても、それも頑張ってきた時間の記録になります。
保護者の方からお子さんへ贈る、実用品を兼ねた小さな応援グッズともいえそうです。
バスケットボールへの名入れは、現物を確認してご相談ください
バスケットボールは、製品によって材質、表面の凹凸、パネルの形、サイズ、空気圧などが異なります。
そのため、すべてのボールに同じ条件で加工できるわけではありません。
持ち込み品への加工をご希望の場合は、次の情報があると確認しやすくなります。
- ボールのメーカーと品番
- ボールのサイズ
- 材質
- 希望する加工位置
- 入れたい名前や文字
- 希望する文字の大きさ
- 実際の使用用か、展示・記念用か
- 希望数量と納期
新品でも、加工前の試験が難しい製品があります。また、レーザーによる表面の変化や、使用中の摩擦による見え方の変化も考えられます。
大切なボールへの加工ですので、現物を確認し、加工の可否や仕上がりの見込みをご説明したうえで進めます。
まずは「このボールに加工できる?」から
今回のご依頼によって、バスケットボールへのレーザー刻印が、単なる加工テストではなく、実際に必要としている方がいるサービスだと分かりました。
クラブ活動で使うマイボールへの名前入れをはじめ、卒団記念、チームの記念品、コーチへの贈り物など、さまざまな用途が考えられます。
「ホームページには詳しく書いていないけれど、こんなものにも加工できるだろうか」
そのような品物がありましたら、まずは写真や品番を添えてお問い合わせください。
カラー印刷とレーザー刻印のどちらが適しているかも含め、品物の形状や用途に合わせて検討いたします。
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