記事公開日
業種や目的に合ったノベルティグッズとは?展示会・招待客・営業販促での選び方

企業が営業活動や販売促進を行う際、さまざまな場面でノベルティグッズが使われます。
例えば、次のような場面です。
- 展示会で来場者へ配る
- セミナーの参加者へ渡す
- 招待状を送り、来場された方への記念品にする
- 新商品や新サービスの発表会で配る
- 営業訪問のきっかけとして持参する
- 資料請求やアンケートへのお礼にする
- 既存のお客様へ感謝の品を贈る
- 契約や導入が決まったお客様へ渡す
しかし、ノベルティグッズには非常に多くの種類があります。
ボールペン、付箋、タオルなどの定番品もあれば、企業の商品や業種を連想させる少し変わった品物もあります。
「何を作ればよいのか分からない」「他社と同じものになってしまう」と悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、業種、商品、配布する場面、対象者、予算などから、ノベルティグッズを考える方法をご紹介します。
ノベルティグッズは品物から選ばない
ノベルティグッズを考えるとき、最初にカタログを開いて品物を探すことがあります。
しかし、先に商品を見始めると、
- 価格が安い
- 見た目がよい
- 多くの会社が使っている
- 短期間で用意できる
といった理由だけで選んでしまいがちです。
品物を選ぶ前に、まず「ノベルティを配る目的」を明確にすることが大切です。
最初に考えたいこと
- 誰に渡すのか
- どこで渡すのか
- 何人に渡すのか
- どのような行動につなげたいのか
- 自社や商品をどのように覚えてほしいのか
- 一人当たりの予算はいくらか
- 持ち帰りやすい大きさか
- 使用する期限は決まっているか
この条件が決まると、必要なノベルティの方向性が見えてきます。
展示会で大勢に配るノベルティ
展示会では、多くの来場者へ配ることを目的としたノベルティが使われます。
この場合、一人当たりの単価だけでなく、配りやすさ、持ち帰りやすさ、保管場所も重要です。
展示会向けに考えられるもの
- ボールペン
- メモ帳
- 付箋
- クリアファイル
- コースター
- キーホルダー
- 小型のスマートフォン用品
- バッグに付けられるタグ
- 商品やサービスを説明するカード
- QRコードを入れた小物
展示会場では、来場者が複数のブースから資料やグッズを受け取ります。
そのため、大きすぎるものや重いものは負担になる可能性があります。また、会社名を大きく入れすぎると、普段使いしにくくなることもあります。
会社ロゴを控えめにし、商品を連想させる色やマークを取り入れると、使用してもらいやすくなります。
招待客へ渡す記念品
招待状を送り、事前に申し込みを受けた展示会、内覧会、セミナーなどでは、来場者の人数をある程度把握できます。
不特定多数へ配るノベルティよりも、一人当たりの予算を上げて、印象に残る品物を用意しやすくなります。
招待客向けに考えられるもの
- 名入れタンブラー
- ガラス製の記念品
- 木製のデスク小物
- ステンレス製品
- アクリル製の記念プレート
- 小型ケース
- オリジナルコースター
- 実用的な業務用品
- 商品やサービスを連想させる特別なグッズ
参加者の氏名が事前に分かる場合は、一人ずつ名前を入れる方法もあります。
会社ロゴだけを入れた一括配布品と比べ、「自分のために用意された」という印象を持ってもらえます。
全員に同じものを配る必要はありません
展示会やセミナーでは、来場者全員に同じノベルティを配る方法だけではなく、対象者によって内容を分けることもできます。
| 対象 | ノベルティの考え方 | 目的 |
|---|---|---|
| 一般来場者 | 軽くて配りやすい小物 | 会社名を知ってもらう |
| アンケート回答者 | 少し実用性の高い品物 | 情報提供へのお礼 |
| 商談を行った方 | 商品との関連性が高い品物 | 商談内容を思い出してもらう |
| 事前予約者 | 限定デザインや少し特別な品物 | 来場を促す |
| 既存顧客 | 品質や特別感を重視した品物 | 感謝と関係継続 |
| 成約・導入企業 | 名入れされた記念品 | 契約や導入の記念 |
このように段階を分ければ、すべての来場者に高額な品物を配らなくても、必要な相手へ適切な予算をかけられます。
業種や商品を連想させるグッズ
ノベルティグッズは、販売している商品そのものと同じである必要はありません。
商品やサービスの特徴、解決する課題、会社の考え方などを連想させる品物を選ぶ方法があります。
先日伺った例では、セキュリティ関連のソフトウェアを販売する会社が、招待客向けのグッズとして聴診器を用意していました。
セキュリティソフトと聴診器は、一見すると直接の関係がないように見えます。
しかし、
- システムの健康状態を調べる
- 問題を早期に発見する
- 目に見えない異常を診断する
- 企業の大切な情報を守る
という意味を持たせれば、商品やサービスの役割とつながります。
定番のノベルティではないため、受け取った方の記憶にも残りやすくなります。
ただし、変わった品物を渡すだけでは、意図が伝わらない可能性があります。
「御社のシステムは健康ですか?」といった説明カードや、サービスを紹介する短いメッセージを添えることで、品物と商品を結び付けられます。
「商品そのもの」ではなく「提供する価値」から考える
業種に合うノベルティを考えるときは、「何を販売しているか」だけでなく、「お客様へどのような価値を提供しているか」を考えます。
例えば、次のような関係です。
| 提供する価値 | 連想できるもの |
|---|---|
| 守る | ケース、カバー、鍵、盾 |
| 診断する | 聴診器、チェック用品、測定用品 |
| つなぐ | ケーブル用品、リング、連結する小物 |
| 整理する | ケース、トレー、クリップ |
| 記録する | メモ、ペン、カード |
| 明るくする | ライト、反射用品、明るい色のグッズ |
| 支える | スタンド、台、ホルダー |
| 正確に測る | 定規、メジャー、計測用品 |
| 成長させる | 木や植物をイメージした木製品 |
| 見える化する | 透明素材、アクリル、表示プレート |
この考え方を使うと、商品と完全に一致する品物がなくても、その会社らしいノベルティを考えやすくなります。
業種別に考えられるノベルティ
以下は一例です。実際には、対象となるお客様や販売商品に合わせて検討します。
IT・ソフトウェア・セキュリティ
- ケーブルを整理する小物
- スマートフォンスタンド
- カメラ用プライバシーカバー
- ICカードケース
- ロゴ入りデスクプレート
- システム診断を連想させるグッズ
- QRコードを入れたキーホルダー
目に見えないサービスだからこそ、機能や価値を形に置き換える考え方が重要です。
製造業・機械・工具
- 金属製キーホルダー
- 木製・金属製コースター
- 定規や測定を連想させる小物
- 加工技術を見せる素材サンプル
- 製品の形を模したミニチュア
- ロゴ入り工具ケース
- 製造工程を紹介するプレート
自社の素材や加工技術を、そのままノベルティへ取り入れる方法もあります。
建築・不動産・住宅
- 家の形をしたキーホルダー
- 木製コースター
- 表札をイメージしたプレート
- 鍵を連想させる小物
- 写真入りタイル
- 木材の質感を活かしたグッズ
- メジャーや水平器を連想させる用品
住宅の引き渡し記念として、家族名や完成日を入れた品物を贈ることも考えられます。
医療・介護・健康関連
- 清潔感のあるケース
- 服薬や健康管理を連想させる小物
- 見やすい文字を入れたカード
- 木製の癒やしを感じるグッズ
- デスク用の小型プレート
- 健康や安心をイメージしたデザイン
医療を連想させる品物は、実際の医療行為に使用するものと誤解されないよう、表現や用途に注意する必要があります。
教育・学校・研修
- しおり
- ペンやメモ
- 名入れキーホルダー
- 修了記念プレート
- 卒業年度入りコースター
- 研修名を入れたデスク小物
- QRコード付きの学習カード
研修終了時に、受講者名や修了日を入れた記念品を渡す方法もあります。
飲食店・食品関連
- 店舗ロゴ入りコースター
- キーホルダー
- 木製プレート
- 店舗案内のQRコード付きグッズ
- テイクアウト用の記念タグ
- 食品サンプルを活用した展示品
- 店舗の雰囲気に合わせた小物
食品や飲み物が直接触れる場所へ印刷・転写する場合は、使用するインクや加工方法が用途に適しているか、十分な確認が必要です。
自動車・運送・物流
- 車両をイメージしたキーホルダー
- 金属製プレート
- 安全運転をテーマにしたグッズ
- 反射材を使った小物
- 荷物整理に使えるタグ
- ロゴ入りケース
- 無事故記録を入れた記念品
安全や正確な配送という価値を表現したデザインが考えられます。
美容・ファッション・小売店
- ミラー
- 小型ケース
- アクリルキーホルダー
- ブランドカラーのコースター
- 店舗ロゴ入りプレート
- 商品撮影用のディスプレイ用品
- 季節限定デザインの小物
店舗で使うものと、お客様へ配るものを同じデザインでそろえると、ブランドの統一感を出せます。
定番品にも工夫を加えられる
変わった品物でなければ、印象に残らないわけではありません。
ボールペン、コースター、キーホルダーなどの定番品でも、入れる内容や見せ方を工夫できます。
定番品を工夫する方法
- 会社ロゴだけでなく、商品を表す短い言葉を入れる
- 通常とは異なる素材を選ぶ
- 個人名を入れる
- イベント限定のデザインにする
- シリアル番号を入れる
- QRコードから専用ページへ案内する
- ノベルティの意味を説明するカードを添える
- 複数のデザインから選べるようにする
「なぜこの品物を選んだのか」が伝われば、定番品でも会社らしさを表現できます。
ロゴを大きく入れすぎない
販促品だからといって、会社名やロゴを目立つように大きく入れればよいとは限りません。
受け取った方が普段使いする場合、大きな広告が入った品物は使いにくいことがあります。
ロゴの見せ方
- 表側はデザインを中心にする
- 裏側や底面へロゴを入れる
- ロゴを小さくワンポイントで入れる
- 会社のブランドカラーで表現する
- 商品を連想させるマークを使う
- QRコードやURLは目立たない位置へ入れる
ノベルティを長く使ってもらうことを目的にするなら、広告らしさを少し抑えることも必要です。
QRコードを入れる場合の注意点
ノベルティから商品ページ、問い合わせページ、動画、資料ダウンロードページへ案内するため、QRコードを入れる方法があります。
ただし、QRコードは小さすぎたり、曲面に配置したりすると、読み取れない場合があります。
事前に確認したいこと
- QRコードの大きさ
- 印刷面の色
- 背景とのコントラスト
- 平面か曲面か
- 読み取り先のURL
- 専用ページを長期間維持できるか
- 実際のスマートフォンで読み取れるか
加工前のデータだけでなく、完成品の読み取り確認も重要です。
予算は単価だけで考えない
ノベルティを選ぶときは、品物一個当たりの価格だけでなく、全体に必要な費用を考えます。
費用に含まれるもの
- 品物代
- 印刷・刻印代
- デザインやデータ作成
- 個別の名入れ
- 試作
- 包装
- 説明カード
- 会場までの送料
- 予備品
- 現場で配布するための準備
特に展示会では、数量が多くなるため、単価の小さな差が総額に大きく影響します。
一方、招待客や重要なお客様へ渡す品物では、数量が少ないため、一人当たりの予算を上げても全体を調整しやすくなります。
高価なノベルティほど説明が必要な場合もある
聴診器のように、予想外の品物は強く印象に残ります。
しかし、商品との関係が分からなければ、「なぜこれをもらったのだろう」で終わってしまいます。
そこで、品物に次のようなものを添えます。
- 選んだ理由を説明するカード
- 商品との関係を伝える短いメッセージ
- 専用ページへ案内するQRコード
- 営業担当者からの手紙
- 使用方法を説明する台紙
- キャンペーンのテーマ
ノベルティ単体ではなく、販促資料や営業活動と組み合わせて考えることが大切です。
ノベルティを受け取った後の行動を考える
ノベルティを渡すこと自体が目的になってしまうと、効果を判断しにくくなります。
受け取った方に、次に何をしてほしいのかを決めておきます。
- 商品ページを見てほしい
- 営業担当者へ相談してほしい
- セミナーへ申し込んでほしい
- 無料診断を受けてほしい
- アンケートに回答してほしい
- 店舗へ来てほしい
- 商品名を覚えてほしい
- 社内の担当者へ紹介してほしい
その行動につながるメッセージやQRコードを、グッズや説明カードへ入れます。
持ち込み品への印刷・刻印という選択肢
ノベルティ専門のカタログから選ぶだけでなく、自社の商品や業種に合う既製品を用意し、会社ロゴや文字を入れる方法もあります。
三栄ぷりんとでは、持ち込み品へのUVカラー印刷やUVレーザー刻印をご相談いただけます。
持ち込み品で考えられる加工
- 会社ロゴのカラー印刷
- 商品名やサービス名の印刷
- 個人名の名入れ
- イベント名と開催日の印刷
- QRコードの印刷
- 金属・ガラス・木材などへのレーザー刻印
- 表彰名やシリアル番号の個別加工
ただし、素材、形状、表面処理、印刷位置によっては加工できない場合があります。
製品を購入する前に、商品ページ、材質、寸法、加工位置、希望数量などをお知らせください。
ノベルティを検討するときの確認項目
企画を始めるときは、次の内容を整理しておくと相談しやすくなります。
- 販促の目的
- 配布する場所
- 配布する相手
- 必要数量
- 一人当たりの予算
- 配布予定日
- 紹介する商品・サービス
- 入れたいロゴや文字
- 個人名を入れるか
- 包装や説明カードが必要か
- 品物を持ち込むか
- 試作が必要か
まだ品物が決まっていない場合でも、業種、商品、対象者、予算などから方向性を考えられます。
まとめ
ノベルティグッズには、すべての企業や販促活動に共通する正解はありません。
展示会で大勢に配るものと、招待状を送ったお客様へ渡すものでは、適した品物も予算も異なります。
また、業種や販売商品だけでなく、「守る」「診断する」「支える」「つなぐ」といった、サービスが提供する価値からグッズを考える方法もあります。
セキュリティソフトと聴診器のように、一見関係がないものでも、選んだ理由に意味があれば、記憶に残る販促品になります。
大切なのは、
- 誰に渡すのか
- 何を伝えたいのか
- 受け取った後に何をしてほしいのか
- なぜその品物を選ぶのか
を明確にすることです。
「業種に合ったノベルティが思いつかない」「定番品とは違うものを作りたい」「持ち込み品へロゴを入れたい」という段階でも、まずはご相談ください。
目的、数量、予算、納期を伺いながら、販促活動に合った品物と加工方法を一緒に検討いたします。
オリジナルグッズ・記念品制作 ページへ
既製品・持ち込み品への名入れ加工 ページへ
UVインクジェットによるダイレクトプリント ページへ
UVレーザー加工機 ページへ
周年記念・創業記念品制作 ページへ



