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グラスやタンブラーへ名入れするときの注意点|加工位置と使用方法を確認しよう

グラスやタンブラー、マグカップなどへの名入れは、記念品や贈り物、店舗用品としてよく利用されます。
一方で、飲み物を入れて使用する製品だからこそ、
「飲み口の近くに加工してもよいのか」
「洗っても大丈夫なのか」
「レーザー刻印とカラー印刷では注意点が違うのか」
といった点も確認しておく必要があります。
名入れ加工そのものだけでなく、製品の材質、加工位置、洗浄方法、使用環境まで考えることが大切です。
飲食器への加工で最初に確認したいこと
グラスやタンブラーへ加工する場合は、少なくとも次の点を確認します。
- 製品の材質
- 食品用として販売されている製品か
- 加工する場所
- 飲み口や食品に触れる場所との距離
- 電子レンジや食洗機を使用するか
- 熱い飲み物を入れるか
- 加工後もメーカー保証が適用されるか
- レーザー刻印と印刷のどちらを使用するか
市販されている食器であっても、加工を加えることで、メーカーが想定した状態とは異なる製品になります。
加工後の安全性や耐久性を、元の製品メーカーが保証しているわけではない点にも注意が必要です。
飲み口や内側への加工は避ける
飲食器へ名入れする場合、基本的には飲み口や容器の内側を避け、外側へ加工します。
飲み口付近を避ける理由
レーザー刻印では、素材の表面を変化させて文字や絵柄を表現します。
加工した部分には、目に見えにくい細かな凹凸が生じる場合があります。また、素材や設定によっては、表面にザラつきや細かな欠けが発生する可能性もあります。
そのため、唇が直接触れる場所や、その周辺への加工は避けるのが基本です。
容器の内側を避ける理由
容器の内側は、飲み物や食品に直接触れる場所です。
UVインクジェット印刷やUV転写シートは、食品へ直接触れる用途には使用しません。レーザー刻印の場合も、食品が触れる部分への加工は、衛生面や洗浄性を含めて慎重に考える必要があります。
三栄ぷりんとでは、基本的に飲食物へ直接触れない外側への加工をご案内します。
UVレーザー刻印の特徴と注意点
UVレーザー刻印は、インクを付けるのではなく、レーザーを照射して素材表面を変化させる加工です。
ガラスの場合は、白っぽいすりガラス状に見えることが多く、文字、日付、ロゴ、線画などを表現できます。
ただし、「インクを使わないから、どの場所に加工しても安全」ということではありません。
ガラスの種類によって反応が違う
同じガラス製品に見えても、次のような違いがあります。
- 一般的なソーダガラス
- 耐熱ガラス
- 強化ガラス
- クリスタルガラス
- 表面にコーティングされたガラス
- 複数の素材を組み合わせた製品
素材によって、刻印の濃さ、白さ、ザラつき、細かな欠けの出方などが変わります。
初めて扱う製品や数量の多い案件では、事前の試作をおすすめします。
曲面では刻印状態に差が出る
グラスやボトルは表面が曲面になっています。
UVレーザーは焦点位置が重要なため、曲面や強いテーパー、凹凸がある製品では、刻印の濃さに差が出る場合があります。
円筒形の製品にはロータリー治具を使用できることもありますが、すべての形状に対応できるわけではありません。
UVインクジェット印刷の特徴と注意点
UVインクジェット印刷では、会社ロゴ、写真、カラーイラストなどをフルカラーで表現できます。
一方、インクを使用するため、次の場所への加工は避けます。
- 飲み口
- 容器の内側
- 食品や飲み物が直接触れる場所
- 箸やスプーンなどが強くこすれる場所
- 頻繁に手や器具が当たる場所
三栄ぷりんとのUVインクジェットプリンターは平面への加工が基本です。グラスのような円筒形製品では、形状や印刷範囲に制限があります。
製品写真と、印刷を希望する位置を確認してから対応の可否を判断します。
UV転写シートも食品に触れる場所には使用しない
UV転写シートは、プリンターへ直接セットしにくい製品や、直接印刷できない場所へ文字や絵柄を付けたい場合に便利です。
しかし、食品用のラベルとして認証されたものではありません。
次のような場所には使用しないでください。
- 食品が直接触れる場所
- グラスやカップの内側
- 飲み口
- 箸、スプーン、フォークが当たる場所
- 食品と一緒に加熱される場所
撮影用の小道具、展示品、装飾、試作品など、実際に飲食へ使用しない目的の場合も、食品用ではないことを使用者間で明確にする必要があります。
食洗機や熱湯への対応は一律に保証できない
加工したグラスやタンブラーについて、「食洗機で洗えます」「熱湯を入れても問題ありません」と一律に案内することはできません。
その理由は、次の条件によって結果が変わるためです。
- 元の製品が食洗機や熱湯に対応しているか
- ガラスや金属の種類
- 表面コーティングの有無
- レーザーの加工条件
- 印刷に使用したインク
- 洗剤の種類
- 洗浄温度
- 食洗機内での水圧や接触
- 使用回数
元の製品が食洗機対応であっても、加工後の状態までメーカーが保証しているとは限りません。
加工品は、柔らかいスポンジを使って優しく手洗いする方法が比較的安心です。ただし、これもすべての製品や加工について耐久性を保証するものではありません。
電子レンジやオーブンでの使用について
名入れした製品を電子レンジやオーブンで使用する場合も、注意が必要です。
特に、金属を含むインクや装飾、金属製部品があるものは、電子レンジで使用できない可能性があります。
加工前の製品が電子レンジ対応であっても、加工後の使用可否を一律には判断できません。加熱用途で使用する場合は、名入れ品を電子レンジやオーブンで使用しない方法が安全です。
持ち込み品へ加工する場合
三栄ぷりんとでは、市販品やお客様が用意したグラス、タンブラーなどへの加工をご相談いただけます。
お問い合わせの際は、次の情報をお知らせください。
- 製品全体の写真
- 加工したい場所の写真
- 商品名やメーカー名
- 材質
- 高さ、直径、厚み
- 加工希望位置
- 加工する大きさ
- 個数
- 使用目的
- ロゴやイラストのデータ
- 希望納期
Amazonなどの商品ページだけでは、正確な材質、表面処理、形状などが分からない場合があります。
お客様ご自身でも現物を確認したうえでお送りいただくことをおすすめします。
数量が多い場合は試作をおすすめします
飲食器は、見た目が同じでも製造ロットによって形状や表面状態に違いがある場合があります。
数量が多い案件や、初めて加工する製品では、本加工前の試作が安心です。
試作では、主に次の点を確認します。
- 加工できる材質か
- 製品を安定して固定できるか
- 希望位置へ加工できるか
- 刻印の濃さや見え方
- 印刷の密着状態
- 文字やロゴの細部が再現できるか
- 表面に目立つ欠けや変化がないか
ただし、試作で問題がなかった場合でも、長期間の使用やすべての洗浄条件を保証するものではありません。
加工品を安全に使用するために
名入れしたグラスやタンブラーを使用する際は、次の点をご確認ください。
- 使用前に表面の状態を確認する
- 欠け、ひび、鋭い部分がある場合は使用しない
- 飲み口や内側に加工されたものは飲食用途に使わない
- 硬いブラシや研磨剤で強くこすらない
- 急激な温度変化を避ける
- 元の製品に付属する注意事項も確認する
- 印刷や転写部分が剝がれた場合は使用を中止する
特に、子どもが使用するものや業務用として多数の方が使用するものは、加工位置と使用方法を慎重に決める必要があります。
まとめ
グラス、タンブラー、マグカップなどへの名入れは、個人の贈り物から企業の記念品、店舗用品まで幅広く活用できます。
一方で、飲食に使用する製品は、見た目だけでなく、加工位置や使用方法への配慮が必要です。
三栄ぷりんとでは、原則として飲み口や容器の内側を避け、飲食物へ直接触れない外側への加工をご案内します。
ご相談の際は、製品写真、材質、寸法、加工位置、使用目的などをお知らせください。製品の形状と加工方法を確認し、対応の可否をご案内します。
関連リンク
- ガラスへの印刷とレーザー刻印の違い
- ガラス製品への名入れページ
- 持ち込み品へ印刷・刻印を依頼するときに必要な情報
- Amazonなどで購入した商品を加工店へ直送するときの注意点
- UV転写シートの活用事例




