インデザインの結合機能の紹介 欧文宛名レイアウト
管理者用
今回は、インデザインの結合機能を紹介します。
インデザインには、結合機能と呼ばれる、データの流し込み機能を持っています。
テンプレートを作成しておき、CSVファイルの表データを流し込むのです。
1行1ページの組版が自動的に出来てしまうのです。
インデザインファイルで出来ますから、後からの修正も簡単です。
私も、色々な場面で使用する機会は多いです。
結合機能自身は、単純な流し込みですが、流し込むデータを事前に処理しておく事により、かなり複雑な組版が可能となります。
今後、使用事例を機会毎に紹介したいと思います。
インデザインの結合機能を欧文の宛名印刷を例に紹介します。
- 目 次 -
欧文宛名レイアウト
住所データの準備
インデザイン テンプレート作成
インデザイン データ結合
データ結合の起動
住所データを取り込む
テンプレートに割り当てる
試しでプレビュー
レイアウト開始
欧文宛名レイアウト
欧文の宛名書きの場合、差出人住所は、上側に配置します。
宛名は下側に配置します。
封筒の裏側に差出人が印刷されている場合においても、宛名だけを表面の下側に配置します。
住所情報も日本とは」逆に書きますよね。
上から順に・・・¥・
1.敬称/名前 Ms.Musashi Miyamoto
2.肩書き manager
3.部署等のセクション Sales Planning Department
4.企業・団体名 saneiprint Co.,Ltd.
5.建物・棟・部屋番号 3f
6.番地・町名・区・市町村・都道府県 6-1-29 , nakanobu , sinagawa-ku, tokyo
7.郵便番号 142-0053
8.国名 japan
住所データの準備
インデザイン結合機能で流し込みに可能なファイルは、
[,] カンマ区切りの .CSV ファイル
[TAB] タブ区切りの .TXT テキストファイル
の2種類に対応してます。
残念ながら、エクセルファイルからは流し込みできません。
CSVかタブ区切りのテキストファイル形式に書き出します。
私は、区切り文字が [TAB] タブコードの .txt ファイルを使用します。
CSVファイルは、カンマ区切りのテキストファイルです。
したがって、データの中にカンマが含まれているケースがありますので不具合の発生も出てきます。
タブ区切りのテキストファイルで作業する事をお勧めします。
インデザイン テンプレート作成
インデザインにおいて、ドキュメントを開き、以下データを
1.敬称/名前 Ms.Musashi Miyamoto
2.肩書き manager
3.部署等のセクション Sales Planning Department
4.企業・団体名 saneiprint Co.,Ltd.
5.建物・棟・部屋番号 3f
6.番地・町名・区・市町村・都道府県 6-1-29 , nakanobu , sinagawa-ku, tokyo
7.郵便番号 142-0053
8.国名 japan
実際に各項目をレイアウトします。
各項目をそれぞれ1行として、テキストフレームを配置しても良いし、ブロック毎にテキストファイルを配置しても良いでしょう。
フォントやサイズ位置が決まりましたら、記入した内容は削除します。
この状態でテンプレートが完成です。
レイアウトは、いつでも訂正できますので、大雑把で良いでしょう。
インデザイン データ結合
データ結合の起動
[データ結合]
住所データを取り込む
[データ結合][データソースを選択
データ結合タブに、取り込んだテキストファイルの1行目の項目名が表示されます。
テンプレートに割り当てる
データ結合タブの各項目をどこに配置するか、テンプレートの時点で決まってますよね。
挿入する位置に、カーソルを置いて、右クリックで、挿入点のカーソルが表示されます。
この状態で、データ結合タブの項目をクリックします。
挿入位置に指定した項目を << >> で囲った形で表示されます。
この位置に、データが割り当てられます。
データ結合の項目を、挿入したい位置にドラッグしても割り当てる事が出来ます。
例 <<敬称>>
他の項目も配置しましょう。
他の項目も配置しましょう。
全項目を設定しました。
データ結合タブの [プレビュー] にチェックを入れる事で、実際のデータを配置した状態を確認できます。
また、プレビューのページ位置を変えて確認ができます。
レイアウト開始
データ結合タブから、 [結合ドキュメントを作成]
[OK]
テキストフレームからは、はみ出したり、エラーメーッセージが表示される場合もありますが、無視して最後まで実施してください。
テンプレートとは別のファイルに、結合ファイルが生成されます。
出来たファイルを手直しする事が出来ますので、エラー等の修正も出来ます。
別名で保存して完了です。