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シール
2019/07/25

UV転写シート、木材に転写印刷

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 本日は、UV転写シートを使って、木への転写印刷を紹介します。

木への転写印刷も用途が広いと思われます。
木材への転写は、ほとんどの場合問題なく綺麗にできます。
しかし、木材の状況により、多少の注意は必要ようです。

問題点

転写時のアプリケーションシートを剥がす際、木目に沿って、はがれる事がありました。

写真の例では、令和の令の字と和の文字の間あたりの木目が剥がされております。

元々、平滑性の無い、表面が粗い木で試してますから、ささくれたっている所もあります。
アプリケーションシートを剥がす際、その接着力で、ささくれた部分からた木材を剥がしたようです。

接着力に負けて、はがれる素材はNG・気負付けましょうとお知らせしておりますが、丈夫そうな木材でも注意が必要です。

対策

転写する表面を平滑にすることで、解決します。
また、アプリケーションシートの剥がす方向を変えてやると良いでしょう。

シートを絵柄に近いところでカットして、接着面を少なくする事により、大きく改善します。


転写事例

しっかりとした材質で、表面も綺麗に削られておれば問題無いと思います。

 

 

木の端切れ

 

 

杉の木 なたのさや

 

 

クリヤインクの有無

木材を使用した製品の多くは、ニスなどの塗料でコーティングされるケースが多いようです。
木に転写印刷後、その上に塗装する場合は、クリアインクは使用しなくても良いかもしれません。

 

コルク

コースターに丁度良いと用意したコルクでしたが、転写の際、コルクを剥がれた事がありました。
このケースも、アプリケーションシートの糊に負けた事による問題です。

 

 

 

 絵柄に近い部分でカットして、糊面の面積を小さくすると改善されます。

 

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