先日、ＵＶインクの色あせを実験しようと試みました。

ＵＶ転写シートの紫外線に対する対光試験です。
転写シートを使わず、タイルにダイレクトに印刷したもので行う事としました。

実験と言っても、大げさなものでは無く、単純なもので、タイルに印刷して、野外に放置するだけです。
メーカからの情報はありますが、実際に確認しておきたのです。
この実験、1年以上は覚悟していました。

しかし、思わぬ結果で、１週間で中止となりました。

2つのタイルを用意し、ダイレクトに印刷して外において観察開始。
そして、1週間ほど経った頃、
1枚のタイルで異常が発生・・・・印刷した絵が消えてしまっていたのです。
もう一枚の方は、見た目はよかったのですが、絵を触ると横にズレるのです。

どうも、雨にあたってインクが剥がれ流れて消えたようです。
ズレた方は、絵の部分をクリアインクで覆っていたせいで、壊れず、雨の水分が入り込み、浮いた状態になっていた思われます。

雨の影響でタイルとインクの接着力が落ちたようです。

プライマー

ここで、改めてプライマーの重要性を実感しました。
タイルや、金属のようなものにダイレクトに印刷する場合は、プライマーを使うようになっております。
実際に、ＵＶダイレクトプリンターには、プライマーインクが用意されてます。
まず、プライマーインクを引いて（印刷して）、インクの接着力を上げる必要があります。
その上に、印刷するわけです。

その後、プライマーの効果の検証を行って見ましたが、プライマーの威力を実感しました。。

別の使用目的で持っていたプライマー使い、タイルに塗って、試しても見ましたが、効果があるようです。

塗装や接着の世界では、プライマーは、常識のようですが、接着の難しさを改めて感じた出来事でした。

UV転写シート

さて、気になるのは、転写シートの接着力です。
水の影響をどのように受けるでしょうか。
実験してみました。
転写シートを作成し、タイルに転写印刷したものをバケツの水につけっぱなしで、1週間・・・・。

・・・・全く問題有りませんでした。