転写印刷のサンプル
管理者用
転写印刷には、以前から興味が有りました。
なんとなく、職人的な仕事のイメージがあるからです。
一つづつ、丁寧に作り上げていく転写シートと転写作業は、大量生産とは真逆な作業です。
手に職を付けると言うようなイメージですが、何かあこがれるんです。
もう良い歳となってます。
今更と思うのですがねー・・・!
転写印刷では、白インクが使える事が、重要です。
転写の際、地の色に負けないよう、白を引いて、その上にインクが乗る形で、幅広い対応が可能となります。
さて、白トナーが使えるPODが稼働してます。
もしかしたら、予算をかけずに行けそうかもしれません。
以前から、気になっていた、アイエヌジーのスマートペーパーを試したいと問い合わせ、色々とお聞く事が出来ました。
その中で、UVプリンター用のスマートペーパーのお話も聞く事ができました。
UVプリンターについては、考えた事もありましたが、かなり高額です。
興味は有っても、導入してまでとは思っておりません。
その後も転写印刷について、色々調べましたが、UVプリンターを使った転写は、私が考えていた以上に面白そうなのです。
そんな事もあり、UVの転写シートのサンプル出力をお願いする事としました。
転写印刷で気になっていた事
私の一番気になっていた事は、
1、転写されたインクの定着力
剥がれるのが心配です。
2、転写作業の容易性
だれでも、簡単に転写出来るのが理想です。
この辺のところを確認したくお願いしました。
そして、先日、転写シートと合わせ、実際に転写したガラスコップも届きました。
このガラスコップは、UV転写の面白さが詰まっている、良いサンプルでした。
インクの厚み
まず、思ったのは、インクの厚みでした。
顔料、染料の一般的なインクジェットプリンターは、用紙にインクをしみ込ませてます。
ですから、インクを弾くような素材への印刷は苦手です
トナー系のレーザプリンターは、素材に乗せるような印刷です。
UVプリンターも、同様です。
シルク印刷もインクを乗せる印刷です。
インクを乗せる印刷は、インクに厚みを感じます。
手で触ると良くわかると思います。
したがって、UVプリンターは、インクを盛ったような厚みを感じます。
逆に、何層にもインクを盛って、立体感を出せます・・・・
先日の展示会では、立体感が出せますなんて紹介しているのを見ました。
この厚みが良いとするか、悪いとするか、評価は難しいですね。
転写印刷サンプル
ガラスコップの転写サンプルを画像で紹介します。
白なし印刷
そのまま印刷したものを転写したものです。
両面印刷
通常印刷では、下に白を引いて、上に印刷したものを転写します。したがって、裏側からは、白が見えます。
両面印刷の場合、通常印刷と同様に印刷し、その上に白をのせ、さらに印刷をします。
これを、ガラス等に転写した場合、裏/表の両方から見ても同じ見えます。
この手法は色々と使えそうです。
両面印刷を裏側から見てます
クリア印刷
クリアインクだけで印刷したものを転写したものです。
スリガラスの様な効果が見られます。
転写方法
シートも届いていますので、転写作業が容易か、実際に作業をしたいと思ってます。
実践した結果は、後日に報告します。