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転写印刷
2019/02/18

転写印刷のサンプル

管理者用
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転写印刷には、以前から興味が有りました。
なんとなく、職人的な仕事のイメージがあるからです。
一つづつ、丁寧に作り上げていく転写シートと転写作業は、大量生産とは真逆な作業です。
手に職を付けると言うようなイメージですが、何かあこがれるんです。
もう良い歳となってます。
今更と思うのですがねー・・・!

転写印刷では、白インクが使える事が、重要です。
転写の際、地の色に負けないよう、白を引いて、その上にインクが乗る形で、幅広い対応が可能となります。

さて、白トナーが使えるPODが稼働してます。
もしかしたら、予算をかけずに行けそうかもしれません。

以前から、気になっていた、アイエヌジーのスマートペーパーを試したいと問い合わせ、色々とお聞く事が出来ました。
その中で、UVプリンター用のスマートペーパーのお話も聞く事ができました。

UVプリンターについては、考えた事もありましたが、かなり高額です。
興味は有っても、導入してまでとは思っておりません。

その後も転写印刷について、色々調べましたが、UVプリンターを使った転写は、私が考えていた以上に面白そうなのです。

そんな事もあり、UVの転写シートのサンプル出力をお願いする事としました。

転写印刷で気になっていた事

私の一番気になっていた事は、

1、転写されたインクの定着力
  剥がれるのが心配です。

2、転写作業の容易性
  だれでも、簡単に転写出来るのが理想です。

この辺のところを確認したくお願いしました。

そして、先日、転写シートと合わせ、実際に転写したガラスコップも届きました。

このガラスコップは、UV転写の面白さが詰まっている、良いサンプルでした。

インクの厚み

まず、思ったのは、インクの厚みでした。

顔料、染料の一般的なインクジェットプリンターは、用紙にインクをしみ込ませてます。
ですから、インクを弾くような素材への印刷は苦手です
トナー系のレーザプリンターは、素材に乗せるような印刷です。
UVプリンターも、同様です。
シルク印刷もインクを乗せる印刷です。

インクを乗せる印刷は、インクに厚みを感じます。
手で触ると良くわかると思います。
したがって、UVプリンターは、インクを盛ったような厚みを感じます。

逆に、何層にもインクを盛って、立体感を出せます・・・・
先日の展示会では、立体感が出せますなんて紹介しているのを見ました。
この厚みが良いとするか、悪いとするか、評価は難しいですね。

 

転写印刷サンプル

ガラスコップの転写サンプルを画像で紹介します。

白なし印刷


そのまま印刷したものを転写したものです。

 

 

 両面印刷

通常印刷では、下に白を引いて、上に印刷したものを転写します。したがって、裏側からは、白が見えます。
両面印刷の場合、通常印刷と同様に印刷し、その上に白をのせ、さらに印刷をします。
これを、ガラス等に転写した場合、裏/表の両方から見ても同じ見えます。
この手法は色々と使えそうです。

 


両面印刷を裏側から見てます

 

 

クリア印刷


クリアインクだけで印刷したものを転写したものです。
スリガラスの様な効果が見られます。

 

 

転写方法


シートも届いていますので、転写作業が容易か、実際に作業をしたいと思ってます。
実践した結果は、後日に報告します。

 

 


 

 

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