TOP > blog > 手の油に注意 印刷不具合
その他
2018/05/30

手の油に注意 印刷不具合

管理者用
blog

今日は、印刷ムラの話です。

皆さんの中に、トナー系のプリンターで、印刷ムラを経験した人がいらっしゃるのではと思います。
あまり気が付きにくいのですが、何回か経験してます。

印刷屋ですから気が付くのでしょうか。
しかし、その原因が判るのに少し時間がかかりました。

次の写真を見てください。
このサンプルは、名刺に1.5mm間隔に罫線をレーザー系のプリンターで印刷したものです。
なんとなく、模様に見えませんか。
印刷ムラでこのように見えるのです。

 

一部を拡大したものをお見せします。

 

 

 

データは、 0.5Pの太さの罫線を名刺に印刷したものです。

誰が見ても、印刷機械の不具合と思いますよね。 

弊社では、名刺台紙の持ち込みも、なるべくお受けするようにしてます。
その、ご依頼の内容によってトナー系のプリンターを使ったオンデマンド印刷で行う事が有ります。
このような時、印刷ムラを確認する事があります。

当初、機械の不具合を疑って、色々調査するのですが、その原因は見つかりません。
印刷ムラの状況を観察すると、指の後のような形で印刷ムラが見られることがありました。
また、一枚目の用紙で発生する割合が高いのです。

そうなんです、手の指で触った場所で印刷ムラが発生しているようなのです。
手の油が用紙に移ってトナーの乗りが悪いのでしょうか。
この辺の、メカニズムは分かりませんが、鼻の油を付けても現象を確認することができます。

どのぐらい違うのか見てください。


あまり触らないようにした名刺台紙

綺麗に印刷されています。

 

 

表面を手で触った名刺台紙

印刷ムラが確認できます。

 

 

 あなたも、自分のプリンターで試して見てください。
用紙の種類によって、発生しやすい/しにくい、なんて事も有りそうです。

もしかしたら、発生しない機種やメーカーがあるかもしれません。

どちらにしても、用紙の表面を素手で触る時は十分注意しましょう。

 

 


 

 

関連記事