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2021/04/06

フィルムのスキャニングの話(フィルムのデジタル化)

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先日、遊び仲間より、スライド用のポジフイルムのスキャニングを依頼された。
私が、印刷屋さんと知っていて、もしかしたらこんなことも出来るかもと相談してくれたようだ。 

 

以前だったら、簡単にお受けしていたと思うが、今の設備環境からすると、OKとは言えずお断りをした。
業務用のスキャナーは、既に廃棄しているし、家庭用のスキャナーは、持っているが殆ど使用していない。
ちょっとしたスキャニングだったら、複合機や、オンデマンドについているスキャナで十分事足りる。

それでも、品質にこだわらないからと言う事でお受けする事とした。

スキャナーは、キャノンの 9000F Mark2 古いモデルではあるがカタログ的には、最大4800DPIの高解像度のスペックである。
透過モードでは、最大9600dpiだったと思う。

さて、スキャニング作業に入ったが、専用のガイドが見つからず、光の透過エリアの適当な場所にフイルムをおいて、スキャンを試みた。
しかし、プレスキャンで、フイルムを検出できないとのメッセージが出て、先に進めず。
専用のガイドが必要なのかもしれないとスキャニングは断念し、依頼主には、再びお断りをした。

その時に、簡易的な方法として、カメラで撮る方法を提案した。
そして、自分で行ってみたら良いと、お話をして終わるつもりでいたら、
あまり詳しくないのでと言う。
フイルムを写真に撮るだけだからとお話したが
その方法でも良いので、お願いしますとの事。

結局、私に戻ってきてしまいました。

その結果が、まあまあの出来だったので、皆さんにも紹介したい。

ただ写真を撮るだけ

私のパソコンの前での作業で、撮影環境は決して良くありません。

 

 

光源をどうするか

  明るく白い光をどうするか
    明るく発行する光
    蛍光灯、太陽・・・?
    結局、パソコンの液晶モニターに、ワードを起動して、白い画面にした。
    モニターの明るさを、もっと明るくと思ったが、方法が見つからず。


  これでやってみる事にした。

 

 

フイルムの固定

フイルムは、洗濯はさみで固定する事として、高さは、本を重ねて調整し、モニター画面から少し離しておく事した。
モニタなあまり近いと、液晶のカラーフィルターのRGBの色が映ってしまう。

写真を撮る

古いマクロレンズを引っ張り出して来て、手持ちでシャッターオンしたが、やはり、三脚は必要でした。

 

 ・ROWデータで撮影

 ・PhotoShopで調整
  Rowデータをフォトショップの ”スーパー解像度” モードで取り込みました。
  (スーパー解像度機能は、最近バージョンアップして追加された機能)

  撮った元画像では、そのまま使えそうも無いので、フォトショップで調整した。
  あまり細かな調整は、行わないで、

    ・自動トーン 

    ・自動コントラスト

     などで補正しただけであったが、

  良い結果となった。


終わった後の感想

環境が整っていない中では、まずまず。
しかし、再びお受けする事が有ったら、次の事を考慮した環境を整えたいと考えている。

フィルムとカメラの位置と平行をもっときちっととれるようにする必要はある。
写真のもともとのピンボケなのか、フイルムを撮った時のボケなのか分かりにくい事があった。
フイルムとレンズの軸をもう少し合わす必要がある。
映像の台形ひずみを見ながら、合わせたが結構手間がかかった。
フイルム位置の固定化・・・洗濯ばさみでは、セットの度に位置調整ではだめですね。
モニターの白では、バックの明るさが暗かったかもしれません。
撮影用などの照明器具を使って工夫が必要でした。

追記

フイルムのスキャニングをネットで調べたら、多くのサイトが見られ、スキャニング、デジタル化します。
と言う事で、料金の幅はありますが、1枚300~400円程度で出来そうです。

このような、ちゃんとしたサービスを使った方がよかったかもしれません。

 

 

 

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