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印刷
2016/03/26

PDFファイルのモノクロ/カラーの判断

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オンデマンド印刷の場合、カラーページとモノクロページで、料金は大きく変わります。
弊社でも最近、モノクロからカラー機に入れ替えましたが、今まで問題となっていないデータのトンボがカラーモードになっていると認識され大きな損害が発生しました。

一番困るのは、お客様がモノクロですと入稿されたものが、カラーで扱われる場合です。
見た目はモノクロ、実際のデータはカラーと言うのは、厄介な問題です。
全て、モノクロで印刷してとの依頼の場合は、強制的にモノクロのデータに変換して出力する事も出来ますので良いのですが、混在しているものを出力する時は、そのまま、機械に判断させて結果をカウントする事になります。
結果、全てカラーページとして扱われるなんて事も起きるのです。
一般に、印刷屋さんが導入しているPOD印刷機は、印刷枚数により課金され、メーカーに使用量を支払う契約がほとんどです。カラーとモノクロでは課金の金額が大きく違います。
モノクロがカラーでカウントされると、メーカーにカラー料金で支払うわけです。
赤字になるわけです。

この問題から、だいぶ神経を使うようになりました。
入稿された PDFデータは、 Acrobatの[印刷工程]の機能を使うようになりました。
印刷屋さんに入稿する前に、カラー/モノクロページのチェックが出来ます。
私も、最近使い始めたばかりですが、結構便利です。

次に、簡単に紹介します。

 


Adobe Acrobat ProでPDFファイルを開きます。

調べたいページに移動して [ツール] [印刷工程] [出力プレビュー] で出力プレビューのウィンドウを開きます。

 

表示コンボックスで表示したい内容を選択します。
各要素を指定して表示する事によりカラーモードなどの状態を把握できます。

判りやすいところで 「テキスト」 を選択した例です。

 [RGB]の選択例です。

 

 [CMYK]の表示例

トンボの部分が CMYK の設定になっています。

 

 

 

このトンボがCMYKとなっている事は、本文がモノクロとなっていても、カラーページになる可能性が出て来ます。

これは、要注意!

 


 

 

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