印刷
2016/01/28
どこまで進化、今時のデジタル印刷機
管理者用
先日、印刷機材の営業さんがやってきて、今時のデジタル印刷機を紹介してくれました。
年1回程度は、展博に情報収集と言う事で、覗きには行ってますので、現在の性能のレベルは判っているつもりでいます。
そして、大したもんだと感心させられるのです。
営業さんから、印刷物のサンプルを見せられながら説明を聞いていると、改めて進化している事を見直しました。
3枚の複写伝票のサンプルを見せられた時は、びっくりしました。
びっくりしたと言うより、感動しましたと言った方がよいかもしれません。
複写伝票のように薄い用紙を印刷機械に通すのは、結構大変なのです。
用紙をローラーだけで搬送しているデジタル印刷機では絶対無理と思っていました。
複写伝票は、印刷位置が正確でなくてはなりません。
ここで印刷位置とは、用紙に対する印刷位置の事です。
3枚複写ですから、3枚とも同じ位置でなければなりません。
印刷屋さんは、この難しさを知っているのです。
だから、感動するのです。
オフセットの印刷機械では、用紙が印刷胴に入る前に位置の調整機構があります。用紙を一瞬フリーの状態にして、用紙をガイドに合わせる機械的な機能です。
この場所で、横・縦・斜めの位置が調整され印刷胴に入っていくわけです。
どのように、この機能を持たしているのでしょうか、デジタルなのでなんでもできるのかもしれません。
複写伝票の需要はだいぶ減って来たとは思いますが、印刷コスト的な問題が解決すれば、普及間違い無しと思います。
デジタル印刷なんて・・・・て言っていたのは、つい最近までだったような気がしますが
もうそんな事は言えません。