TOP > blog > UV転写シートの使用事例 不具合と対策
シール
2019/09/12

UV転写シートの使用事例 不具合と対策

管理者用
blog

前回、UV転写印刷の問題と対策についてお話しました。

耐久性、堅牢度などの問い合わせは多いようです。
多くのテストは行っていますが、実際に使ったりもしています。
前回は、革の財布に転写して使用した結果を紹介しました。

今日は、ステンレス製のタンブラーに転写印刷したものを紹介します。

 

次の画像は、りゅうを転写印刷したものです。

 

次の画像は、4か月ほど過ぎたものです。

毎日のように使用してきました。

 

毎日使って、4か月・・・この程度・・・結構使える・・・
と言う方もいますが、どうでしょうか。

龍のひげ、龍の玉の部分にインクが剥げているのがわかります。

もう少し大きく見てみます。

龍のひげが短くなってます。

 

龍の玉の輪郭が剥げています。

 

前回紹介した、雷神の連太鼓が消えていくのと同じです。

やはり、細く糊の面積が小さいところは、接着力も弱いようです。

 

対策は、接着の面積を広げる事が一番です。

次の画像は、りゅうの版です。
右側の龍は、クリアインクの版で、左の龍の絵の上にかぶせるための版です。
黒になってますが、透明なクリアインクの版です。

 

 

次の画像は、細い線の部分の対策した版です。

龍の玉の輪郭の細い線内を埋めるようにしました。
細いひげも少し太くしてクリアインクでカバーする事にしました。

 

 

次の画像は、前回に紹介したものです。
雷神の細い連太鼓がの剥がれ対策したものです。 

クリアインクで太鼓と雷神との間を埋めることで問題解消です。

以上、参考にしていただければ幸いです。

 

関連記事