名刺作成環境の実態調査のお話し
管理者用ネットを検索していたら、JIJI.COMの記事から名刺に関する面白い情報を見つけた。
キヤノンマーケティングジャパンが『名刺作成環境の実態に関する調査』を行った
・・・と言うものであった。
日本全国の企業の総務担当者1,000名を対象にアンケート調査を行ったもので、今年で3回目、2年ごとに行っている。
したがって、時代の変化が見られる。
その結果、内製化が進んでいると言う。
ただ、アンケートを取っているのがキャノンだし、企業に、名刺作成用のプリンターを販売している。
更にプリンターの拡販を考えているのであろう。
なんとなく、複雑な感じである
当社のお客の中には、このキャノンのプリンターを導入して内製化したところが2社あるんです。
また、他の1社からは、こんなプリンターの売り込みが来ていると相談を受けた事がありました。
その当時は、全てオフセット印刷での名刺を作成してましたが、この相談を受けたお客様は、プリンタ―名刺の業者に持って行かれました。
寂しい話ですが、
調査結果を見ればわかる気もします。
以下、記事の抜粋です。
<総括>
■最も困るのは、人事異動や部門変更に名刺が間に合わないこと
総務担当者が名刺で困ることは「間に合わない」「使い切れない」「住所の変更」。
■企業の3割が、すでに名刺を内製化
何らかの方法で名刺を内製する企業は3割を超え、年々増加中。
■ 企業の3割が、特徴のある名刺を使用中
何らかの方法で名刺に工夫を凝らし営業ツールとして活用。
<調査結果詳細>
■名刺について困ったこと
名刺の悩みの多くは「間に合わない」「使い切れない」「住所の変更」「非効率性によるコスト増」などに集約されているようです。
「急な人事異動や部門変更に名刺が間に合わない」が28.8%
「名刺を使い切らないうちにチームや部門が解散になってしまう」(23.6%)
「支社や支店所在地だけが変更になった時、印刷会社で作り直すのはもったいない」(17.7%)
■ 名刺の作成方法について
印刷会社に外注せず、名刺を内製する企業が年々増えていることがわかりました。
「全て印刷会社に外注して作成している」という回答が66.7%
2014年の調査では68.2%。
2012年の調査では74.9%、
何らかの手法により社内で内製していると答えた担当者の合計は33.3%
■ 作成している名刺のタイプ
各企業は名刺にどのような工夫を凝らしているのでしょうか。
全体の32.1%の企業が、何らかの特徴のある名刺を作成して使っていました。
「名刺の表と裏で複数の言語を刷り分けた名刺」
「自治体マスコットキャラクターや、自社のキャラクター、商品やサービスを印刷した名刺」
「本人の顔写真入り名刺」
「SNSアカウントを明記した名刺」
「本人の顔をイラストで表現した名刺」
「お年賀挨拶、新任ご挨拶など、
[時候の挨拶や周年ロゴなどを印刷した名刺」
など様々です。
<まとめ>
総務担当者が「名刺に関して困っている」のは、「名刺が間に合わない」「余って使い切れない」「非効率」であるということがわかりました。
これらを解決する方法があれば、総務部門の負担は大きく軽減されるはずであり、このことは、「総務部門の課題」としてあげられている「経費削減」「業務の効率化」にもつながります。
調査対象となった総務担当者が在職する企業の約3割が名刺を内製化しており、その割合は年々高くなっています。
また、約3割の企業が名刺に工夫を凝らそうという意識を持っていることがわかりました。
さらに、総務部門では経費削減と業務の効率化が依然として大きな課題となっており、一方で「セキュリティ」「コンプライアンス」「防災」など、課題は多様化に向かっていることがわかりました。
経費削減、業務の効率化。
セキュリティ、コンプライアンス、防災などへの対応。
企業活動上のさまざまな課題への対応において、名刺をはじめとする様々な「カード」の内製化が、今後とも大きな切り札になっていくことが予想されます。
名刺用プリンターを販売しているキャノンですから、当然の結論です。
次のサイトから、名前を登録すると、PDFファイルにまとめた調査結果がダウンロードできます。
http://cweb.canon.jp/cardprinter/document/index.html
興味のある方は、参考にしてみてはと思います。