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宛名印刷
2016/09/24

宛名は太く濃く毛筆で!

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ネットで見ていると、宛名は毛筆で太く濃く・・・・と言う言葉が見受けられます。
日本古来の言霊信仰の影響で人生の節目、慶事や何か大事な事の前には縁起を担ぐ習慣があります。
そして、 慶び事は太く濃くーーーという縁起かつぎが今に受け継がれてきているのです。

喜び事の招待状や挨拶状の宛名は、毛筆で太く濃く書いて・・・・・と言う事のようです。
筆で綺麗に書ける人はうらやましい限りです。
サラリーマン時代の話ですが、私と同期に字の上手な方がいて、会社のイベントなどで担ぎ出され良く書いて今したが、今は師範との事・・・・うらやましい!
字の上手くない私は、宛名は、筆耕屋さんに、お願いしましょうと言う事になります。

年賀状等を見ると、今は、パソコンで印刷する人がほとんどのようです。
弊社でも、宛名書きでは無く、宛名印刷のメニューを上げて、お受けしています。
宛名印刷を始めた当初、筆文字系の太い書体も準備もしてスタートしたのですが、ほとんど要望無しで来ています。
太くと言うのは毛筆の時の話なのでしょうか。

筆耕の字とパソコンの字では、何かが違うのしょう。
字のカスレ具合、文字ひとつづつのバランスが違う。
パソコンの字はあまりにも綺麗ずぎる。
・・・・・・・・ ? 

筆耕でお願いした文字に、サイズ・バランスを近づけて行っても、パソコンでプリントした文字は、なにか下品な感じになるのです。
パソコンでは、細い書体での方が全体のバランスが良いのです。

少し、筆文字系の文字を見てください。


 

次の書体は、上側がモトヤの正楷書体、下側は、モリサワの正楷書体です。
草かんむりの違いと、文字の太さから、今はモリサワの頻度が上がっています。

 

次は、同じフォントDF楷書体の太さを変えたファミリーです。
太い、楷書体はどうですか? 宛名に使えますかね!
やはり、太いやつは使いずらいです。

 ファイルライブラリ

 

次の書体は、昭和の太字の楷書体です。
宛名印刷をスタートした時点で、この太字を使って、レイアウトを行っていました。
しかし、あまり受け入れられなかったことを思い出します。
でも、使って見たいですよね。

 

私、一押しの楷書体 白州です。
上側の、ウエイトの細い方を主に使用してます。
この書体は、文字毎の大きさがバラバラと言った感じで、挨拶状の本文に使用すると、指摘されるのではと思っています。
したがって、宛名や賞状などに使用してます。

 

 

最後に、行書体を見て見ましょう。

一番上は、細いC&G流麗行書体です。ひらがな、型仮名の書体サイズが極端に小さく、メリハリのある書体です。
細いのですが、その分大きくしてレイアウト出来るので、宛名書きの行書体としては、群を抜いていると思っています。

下の2つの行書体は、昭和の書体ですが、大きくすると、筆のカスレまで見えると思います。
より、筆文字らしく思うのですが、あまり人気がありません。
私は、より毛筆に近いと思うのですがどうでしょうか。

 

宛名は太く濃く毛筆で・・・・・・

楷書・行書体は筆文字系と言われています。

プリンターでの印刷は、濃いです。

太い書体もあります。

三つをクリアーしてます。

しかし、太く・濃く・毛筆・・・・ の中で

プリントと手書きの違いの部分が有るのでしょう。
何とかして筆耕に負けない、宛名印刷に挑戦したいと思っていいます。

 

 


 

 

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