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2015/10/23

CFメモリーカードのスピードが遅い ベンチマークテスト

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メモリーカードって形は小さいけど結構高額ですよね。特にCFカードはSDカードに比べ高いようです。
私の使っている一眼レフカメラはCFカードを使っています。性能の良いものは、おいそれと買えるものではありません。

鳥の写真を撮っていると、連写・連写は当たり前、この連写中にシャッターが切れなくなるのです。
この原因は、メモリーへの書込み速度が遅いためと思われます。安いCFカードを使っている私ですから、多少我慢しているのです。
しかし、一瞬のシャッターチャンスにシャッターが切れないというのは大きなストレスです。そこで、思い切って、スペックの高い価格も高いメモリーを購入したのです。

早くなるだろうと期待していたのですが、体感として今までのスペックの低いCFカードより遅いのです。
高スペックが良いとは言えない!・・・・という結果でした。

  今までのメモリーCFメモリー  新しく購入したCFッもりー
メーカー シリコンパワー トランセンド
容量 16GB 32GB
スペック スペック表示 600X 1000ⅹ
リード  92MB/s 160MB/s
書込み 83MB/S  120MB/s
メモリ  CFMEM0007.png  CFMEM0008.png

  

カメラ実機で連写テスト

新旧のCFメモリーをカメラ実機で連写テストを行いました
シャッターを押しっぱなしにして連写を行う単純なテストです。結果も、感覚的なテストですが、体感した感想は次の通りです。

  今までのCFメモリー  新しく購入したCFメモリー
メーカー シリコンパワー トランセンド
シャッターon

62枚まで連写OK
その後、シャッターが切れたり入ったり。
シャッターONする回数は、トランセンドよりはるかに多いい

45枚まで連写OK、
45枚を過ぎると、シャッターが切れたり入ったり 。
シリコンパワーに比べシャッターONは少ない。

シャーターoff シャッターから手を放し、 LEDの消えるまでの時間は、トランセンドより早い。 シャッターから手を放して書き込み中を示す赤いLEDの消えるまでの時間は7~8秒 結構かかってシリコンパワーより遅い。

この結果により、古いスペック劣るCFメモリーの方が成績が良い。

 

これはおかしい?  不良品かもしれないと思いメーカー(トランセンド)に問い合わせしました。

私、クレーマーではありません、メモリーカードって見た目には小さいのですが?万円もするのです。

問合せ: 購入したメモリカード1000X の仕様から見ると、今まで使用していた、600X より高いスペックの製品ですが、カメラの実機テストでは遅いのですが・・・・・・・?

回 答: 1000X とは 読み取り速度です。他メーカのメモリ600Xの数字からだけでは、書き込み性能仕様は不明なので良否の判断は出来無い・・・・・・・・・PCからベンチマークテストを行ってください。USB3で・・・・・ 

USB接続のメモリーカードリーダでのテスト

この先、色々あったのですが、テストの結果、カードリーダーの性能の違いを実感しました。

USB3仕様のポートを持っているノートパソコンでテストを行いました。
テストに使用したカードリーダは、USB1、USB2仕様の物と、後から購入したUSB3仕様の3つです。

テストに使用したメモリーカードリーダー(USB1・2仕様)

CFMIMG_2788-1.jpg  CFMIMG_2784-1.jpg

テストは 733枚の画像データ 6.73GB のデータを使って行いました。
読込速度 : PCからメモリへの書き込終了までの時間
書込速度 : メモリに書いたデータをPCへ読み込み終了までの時間

  今までのメモリーCFメモリー  新しく購入したCFメモリー
  シリコンパワー トランセンド
  読込速度 書込速度 読込速度 書込速度
USB1 15分 28分 17分 30分
USB2 -- -- 7分30秒 6分30秒
USB3 --  -- 2分30秒 2分30秒

この違いは、びっくりですね!

ベンチマークテスト

問い合わせしたメーカから、ベンチマーク用の無料ソフトがあるとの事、早速ダウンロードして使ってみました。

ベンチマーク用アプリ  クリスタルディスクマーク

古いメモリーリーダーでは、CFメモリカードの本当の数字は得られなかったのですが、USB3仕様のリーダを購入(¥3,000円)の結果、仕様に近い数字を得る事ができました。

USB3仕様のメモリーカードリーダー

 CFMIMG_2777-1.jpg

 

実際の クリスタルディスクマークをしようして測定した結果です。
CFカードのスペックに近い結果の数字が得られています。
右側が、新しく購入したCFメモリーです。

 CFM600x usb3.jpg CFM1000x usb3.jpg

 

リーダー   今までのメモリーCFメモリー  新しく購入したCFメモリー
    シリコンパワー トランセンド
    R W R W
USB3 Seq 94.94 65.26 154.0 100.7
512 74.42 17.40 70.34 36.44

 

 USB1・2も測定しましたが、リーダーの性能の為、結果は信用できないとゆう事です。

信用できない結果

  CFM1000x.JPG 

 

問題は解消せず

以上、購入したメモリは、問題無いと判断したわけですが、カメラの実機テストの結果の問題点・・・・性能スペックの低い方が早い・・・・の原因は不明のままです。
相性の問題と言う人もいますが、相性ってなんだ、そこに何か要因は有るはずです。
技術も無いのでこれで終わりにしたわけですが、USB 3.0 対応のメモリカードリーダを購入した事。
ベンチマークテストの事を知った事。
スペックだけでは、表されない何かが有ること。・・・・・等  成果も有りました。

今回購入したCFカードメモリーは。シリコンパワーの64MGの600Xを購入しました。
実際に使った実績のあるものに落ち着いたという事です。

 

 

 

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