PDFファイルのモノクロ変換について
管理者用今日は、オンデマンド印刷での入稿に関する話、PDFファイルのモノクロ変換についてです。
オンデマンド印刷の入稿データには、PDFファイルが良く使われてます。
その中に、カラー原稿で入稿したものをモノクロ出力での依頼と言うケースが良く有ります。
オンデマンド印刷の場合、カラーページとモノクロページの出力料金は、異なります。
当然、カラー出力の方が高いのですが、出力枚数が多くなると、大きく違ってきます。
したがって、カラー原稿でもモノクロ出力での依頼が多いのでしょう。
モノクロとカラーの問題
お客様からは、モノクロの原稿と言う事で入稿されたのですが、実際には、カラーページと認識して印刷されるケースが有ります。
モノクロと思っていたのにカラー料金の請求がされたら大変です。
料金トラブルとならないように、原稿を事前にチェックしておく必要があります。
モノクロへの変換
全頁モノクロ出力の場合は、カラー原稿でもあまり問題になりません。
モノクロ出力設定が可能な機械がほとんどで、強制的にモノクロ出力してくれるのです。
但し、全ページモノクロ出力に限ります。
問題は、一部ページがカラー出力の場合です。
先に、お話しした通り、トラブルを起こさない為にも、カラーページ以外を全て、モノクロ変換しておく必要があります。
色々な方法が考えられます。
単純には、Acrobatでモノクロページを指定して変換すれば良いでしょう。
モノクロんページが連続していれば容易なのですが、バラバラの場合は、面倒です。
私は、次の方法で行っています。
・元のファイルのコピーを2つ作る(安全の為に、元のファイルには手を付けません)
(コピーしたファイルは同じファイル名として、別々のフォルダーに保存)
・コピーしたファイルの1つを、全ページをモノクロに変換する
・モノクロに変換したファイルを1ページ毎のファイルに分割する
・もう一つのコピーしたファイル(カラー)を同様に分割する
・モノクロの分割したファイルをカラーのページに入れ変える
・モノクロとカラーの1ページづつのファイルを結合する
全てモノクロに変換する事で、間違ってもモノクロと想定したものはカラー出力とはならないと言う事です。
Acrobatでのモノクロ変換の方法については、以前にも取り上げていました。
参照してください。 ⇒ PDFファイルのカラーからモノクロ変換
追記
モノクロ変換時の不具合事例
Acrobatでモノクロ変換したファイルで、文字が太ってつぶれる現象が見られました。
プリンタードライバーを使って、PSファイル出力からPDFファイルに変換して問題解消と言う事がありました。
原因は、元ファイルにあると思われますが、注意はした方がよさそうです。