先日、宛名印刷のデータをＣＳＶ形式のファイルで住所リストが入稿されました。

エクセルで開くと、文字化けする住所リストでした。

ＣＳＶ形式で入稿される場合、十分注意する必要が有ります。
今日は、ＣＳＶファイルを開く時のお話です。

ＣＳＶファイルで文字化けの実験

実際に、問題のＣＳＶファイルを作って、文字化けの実験をしてみます。

ＣＳＶファイルを作る

エクセルで、次の様な実験用の宛名リストを作ります

 ＣＳＶ形式のファイルで書き出す

 ＣＳＶファイルを開く

文字が化けているのがお判りでしょう。

Ｂ列　郵便番号

郵便番号の先頭の「０」がカットされています。
郵便番号が　０　で始まる地域は、北海道や青森・岩手等です。

通常のエクセルデータでの入稿においても、先頭の　０　が抜けているのを良く見かけます。

0330035 ⇒　330035
0030044　⇒　30044

Ｄ列　住所２

日付に変換されているようです。

１－１－１２ 　⇒　 2001/1/12
２８８４－１０⇒　 Oct-84
２－１１　　　 ⇒　 2001/2/11
４－５－２０ ⇒　 2004/5/20

エクセルは頭が良い

エクセルは、本当に賢いのです。
エクセルのこの賢さが、災いを引き起こすのです。

ＣＳＶファイルとは、関係なくエクセルファイルの操作中にも同様な文字化けが発生します。
（セルの書式設定には注意しましょう。）

 数字だけのセルは要注意！！・・・・

私も、つい油断して、ひどい目に合っているのです。

ＣＳＶファイルを安全に開くには

 ファイルの拡張子を.csvを.txtに変更して、エクセルせ開く事で、文字化けを防ぐ事が出来ます。

拡張子を　.txt　に変更

atena.csv　⇒　atena.txt

 .txtに変更する時に確認のメッセージが出ますが、気にしないで行ってください。

 .txt　ファイルを開く

エクセルにて、.txt　ファイルを開きます。

テキストファイルウィザード　のダイアログが表示します。

データ形式を　カンマ・・・・　にして　［次へ］

テキストファイルウィザード　２／３　のダイアログに移ります。

区切り文字を　［カンマ］　にチェックして　［次へ］

 テキストファイルウィザード　３／３　のダイアログに移ります。

 ここが、キーポイントになります。

各列の書式を設定します。

今回の例では、住所２　列は、［文字列］　に設定します。

⇒　［完了］

 以上　ｔｘｔ　ファイルで開く事で、問題を解決できます。

どのようなデータかも判らない場合は、一度、ＣＳＶファイルを開いて後、各列のデータを確認後、
拡張子を、ｔｘｔ　に変えて、再度開くと言った事になると思います。

以上、