前回、このNAVIで、画像ファイル名の変更についてお話ししました。
スキャナーで、はがきを取り込む作業ですが、画像ファイル名を自動連番でつけてくれます。
しかし、ファイル名の変更をしたいと言う事で　Excel　VBAにて自動化となりました。

このスクリプトでは、ファイル名の変換用テーブルを作る必要があります。
スキャナーで連番に付けられるファイル名でしたら、１件のファイル名から、簡単にリスト化が可能です。
もし、連番で無い場合は、大変になります。

この場合、保存されているファイル名を自動でリスト化してくれるスクリプトが有ったら便利です。

インデザインで、画像ファイルの取り込む作業で、使っていたスクリプトを思い出しました。
特定フォルダーに保存のファイルのファイル名を取得してリスト化するものです。

先に紹介した、ファイル名の変更のスクリプトと合わせ使用したら、さらに活用の幅は、広がると思います。

以下に紹介します。

ファイル　リストの作成　スクリプト

指定のフォルダーのファイルをリスト化するためのスクリプトです。

以下のスクリプトをメモ帳等にコピーして、ファイルの拡張子を　.vbs　にしてください。
ファイル名には日本語を含まない、任意の名前にして下さい。私は　FileInfo.vbs　にしてます。
スクリプトファイルを　リスト化したいファイルと同じフォルダーにコピーします。

このファイルをダブルクリックで、実行します。
同じフォルダーに、　aaaFaileList.txt　の名前のファイルが作られます。

リスト例

使用しているオブジェクト名は、一般的に使用されているものを使ってます。
また、出力ファイル名や保存する場所なども変更して使ってください。
少し変えるだけで、目的の拡張子だけのリスト化も可能です。 

	Option Explicit

	Dim objFSO
	Set objFSO = WScript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

	Dim strFileNamae
	strFileNamae = ""

	Dim strParentFolder'このスクリプトの位置する　フォルダーパス名　を取得
	strParentFolder = objFSO.GetParentFolderName(WScript.ScriptFullName)

	'フォルダーオブジェクトを取得
	Dim objParentFolder
	Set objParentFolder = objFSO.GetFolder(strParentFolder)

	Dim objFiles
	Set objFiles = objParentFolder.Files

	Dim objFile 

	'ファイル名を取得
	For Each objFile In objParentFolder.Files
		strFileNamae = strFileNamae & objFile.Name & vbCrLf
	Next

	Dim objFileWrite

	Const ForReading = 1, ForWriting = 2, ForAppending = 3

	Dim strWriteFolder
	strWriteFolder = strParentFolder & "\aaaFaileList.txt"

	Set objFileWrite = objFSO.OpenTextFile(strWriteFolder, ForWriting, True)

	If Err.Number > 0 Then

		WScript.Echo "Open Error"
	Else

		objFileWrite.Write strFileNamae

	End If

	objFileWrite.Close

	Set objFileWrite = Nothing

	Set objParentFolder = Nothing
	Set objFiles = Nothing
	Set objFile = Nothing
	Set objFSO = Nothing

 dirコマンドでファイル名のリスト化

スクリプトを使わなくても、dir　コマンドを使用する事でリスト化は可能です。

Windowｓのコマンドでも簡単にリスト化できるのです。

コマンド　プロンプトを起動して、ｄｉｒ　コマンドで　ファイル表示させるだけで出来ます。

表示先をテキストファイルにすれば良いのです。

＞ｄｉｒ　／ｂ　リスト化したいフォルダー　＞　出力ファイル．ｔｘｔ

今日は、ファイル名のリスト化方法の紹介でした。