1. 主要ページへ移動
  2. メニューへ移動
  3. ページ下へ移動

UVレーザー刻印の色

UVインクジェットプリンターでの印刷は、データ上で指定した色をある程度想定しながら出力することができます。
一方、UVレーザー加工機による刻印は、インクで色を乗せる加工ではありません。

レーザーの光を素材に当てることで、表面を削る、焦がす、色を抜く、表面層を変化させる、といった加工になります。
そのため、刻印後にどのような色に見えるかは、素材の種類や表面処理、レーザーの設定、フォーカスの状態によって変わります。

同じ金属でも、アルミ、ステンレス、真鍮、銅では刻印の見え方が異なります。
また、同じ素材であっても、表面に塗装やメッキ、コーティングがされている場合は、刻印後の色が大きく変わることがあります。

そのため、UVレーザー刻印では、素材ごとの加工事例を積み上げ、データ化していくことがとても大切です。

素材別レーザー刻印の色

ここでは、当社で実際にUVレーザー刻印を行った際の、素材ごとの色の出方を参考としてご紹介します。
あくまでも目安となりますので、実際の製作前にはテスト刻印をおすすめしています。

レーザー刻印では、次のような変化が起こります。

  • 表面を削る
  • 表面を焦がす
  • 色を抜く
  • 塗装や表面層を剥がす
  • 素材表面を白っぽく、または黒っぽく変化させる

この考え方を意識しておくと、素材ごとの刻印色をある程度想像しやすくなります。



紙へのUVレーザー刻印

紙へのUVレーザー刻印では、用紙の種類によって見え方が変わります。

上質紙のような一般的な紙では、刻印部分が白っぽく見える傾向があります。
そのため、白い用紙に刻印した場合は、地色との差が少なく、コントラストが弱く見えにくい場合があります。

一方、色付きの用紙に刻印すると、白っぽく抜けた部分との対比が出るため、文字や柄が比較的見えやすくなります。

コート紙のように表面に加工がされている用紙でも、刻印部分は白っぽく見えることが多いです。
また、ユポ紙のような合成紙では、紙とは違い、茶系の色に変化することがあります。

紙の場合は、用紙の色、厚み、表面加工によって仕上がりが変わるため、サンプルでの確認が有効です。




木材へのUVレーザー刻印

木材へのレーザー刻印というと、一般的には焦げたような濃い茶色の刻印をイメージされる方も多いと思います。

UVレーザーの場合は、熱の影響が比較的少なく、強く焦げたような印象になりにくいのが特徴です。
そのため、木材に対しても、細かい文字や柄を比較的きれいに刻印できる場合があります。

ただし、木材は天然素材のため、木目、硬さ、表面の塗装、オイル仕上げの有無によって色の出方が変わります。
同じ設定で刻印しても、木の種類によって濃く見えたり、薄く見えたりすることがあります。



樹脂・プラスチックへのUVレーザー刻印

樹脂系、プラスチック系の素材では、刻印部分が白に近いグレーとして見えることがあります。
また、素材によっては茶系に変化する場合もあります。

プラスチックは種類が非常に多く、アクリル、ABS、ポリカーボネート、塩ビ、合成樹脂など、それぞれ反応が異なります。
見た目が似ている素材でも、実際に刻印すると色の出方がまったく違うことがあります。

中には、レーザーを当てても十分なコントラストが得られず、文字や柄が見えにくいケースもあります。
そのため、樹脂系素材への刻印は、事前テストが特に重要です。




ガラスへのUVレーザー刻印

ガラスへのUVレーザー刻印は、サンドブラストをかけたような白っぽい仕上がりになります。

透明なガラスの場合、刻印そのものは白く曇ったように見えます。
ただし、光の当たり方や見る角度によって、見え方が大きく変わります。

正面から見ると控えめに見えても、斜めから光が入ると刻印部分がはっきり見えることがあります。
グラス、ガラスプレート、記念品などでは、上品で落ち着いた雰囲気の名入れ加工になります。

アルミへのUVレーザー刻印

アルミにUVレーザー刻印を行うと、浅い刻印では白っぽい色に見えることがあります。
設定を変えて、より深く刻印していくと、濃いグレーに近い色として見える場合もあります。

アルミは、無垢の状態か、アルマイト加工や塗装がされているかによって仕上がりが変わります。
特に表面加工されたアルミの場合、レーザーで表面層が取れることで、下地の色が出てくることがあります。

ロゴ、品番、管理番号、プレート類への刻印などに向いています。

ステンレスへのUVレーザー刻印

ステンレスへのUVレーザー刻印は、通常は茶系の落ち着いた色として見えることが多いです。
ただし、フォーカス位置やレーザー設定によって、多少の色変化が見られる場合があります。

条件によっては、薄い茶色、濃い茶色、黒っぽい色、少し青みや緑みを感じる色になることもあります。
ただし、色を自由に指定して再現する加工ではありません。

ステンレスは高級感のある素材のため、キーホルダー、プレート、タグ、記念品などへの刻印に適しています。
ハート型キーホルダーのサンプルのように、金属の質感を活かした刻印ができます。



銅へのUVレーザー刻印

銅に刻印した場合は、銅の赤みを帯びた地色をベースに、黒っぽい色として見えることがあります。
銅そのものの色味が強いため、刻印部分も素材の影響を受けた独特の仕上がりになります。

銅は酸化による色の変化も起こりやすい素材です。
そのため、加工直後と時間が経過した後で、見え方が少し変わる可能性もあります。

真鍮へのUVレーザー刻印

真鍮への刻印は、真鍮の金色をベースに、サンドブラストをかけたような落ち着いた見え方になります。
光の角度によっては、刻印部分が黒っぽく見えることもあります。

真鍮は素材自体に高級感があるため、プレート、タグ、記念品、店舗用の小物などに向いています。
ただし、表面にクリア塗装やメッキがされている場合は、刻印色が変わることがあります。

スチールへのUVレーザー刻印

スチールへの刻印は、ステンレスと似てます。茶系の色をベースに、設定によって濃さが変わります。
浅い刻印では薄く、条件を変えることで濃い茶色や黒っぽい印象になる場合があります。

ただし、スチールは表面の状態によって仕上がりが変わりやすい素材です。
無垢の鉄、メッキ品、塗装品、防錆処理されたものなどでは、レーザーの反応が異なります。

実際の素材でテストを行うことで、見え方を確認することが大切です。

石へのUVレーザー刻印

石への刻印は、表面を細かく削ることで、サンドブラストをかけたような色に見えます。
黒っぽい石では白っぽく、明るい石ではやや控えめに見えることがあります。

石材は、硬さ、色、表面の磨き具合によって刻印の見え方が変わります。
ツヤのある石では、刻印部分との質感の差が出やすく、比較的見えやすい場合があります。

記念プレートや置物、表札風の加工などにも応用できます。

革へのUVレーザー刻印

革製品への刻印では、表面の仕上げや染色の状態によって見え方が変わります。

レザーの財布など、表面加工された革に刻印すると、表面の色が取れて、革の地が出てきたように見えることがあります。
無垢のレザーに刻印した場合は、濃い茶系の色で刻印されることがあります。

革は天然素材のため、同じ革でも部位や厚み、油分、染色の状態によって濃さが変わります。
本革、合皮、PUレザーなどでも反応は異なるため、こちらも事前テストが重要です。



表面加工されている素材への刻印

塗装やコーティングがされている素材にレーザー刻印を行う場合、刻印の深さによって見える色が変わります。

一般的には、レーザーによって表面の塗装層が剥がされ、その下にある素材の色が現れます。
下地がステンレスやアルミの場合は、金属の色が出てきます。

塗装の色と下地の色のコントラストが大きいほど、刻印ははっきり見えます。
たとえば、黒い塗装の下からシルバーの金属地が出る場合や、シルバーの表面の下から黒い地が出る場合は、文字やロゴがきれいに見えることがあります。

さらに深く刻印すると、下地素材そのものにレーザーが反応し、その素材特有の刻印色になることがあります。



   

スマートフォンへの刻印例

当社の古いスマートフォンで試した例では、表面はシルバー色でしたが、UVレーザーで刻印すると、その下の黒い地が出てきました。
その結果、シルバーの表面と黒い刻印部分のコントラストがしっかり出て、見やすい仕上がりになりました。

ただし、塗装面の下がどのような色になっているかは、外見だけでは判断できないことがあります。
実際に刻印してみるまで分からない部分もあり、不安でもあり、同時にワクワクするところでもあります。


    

本番前のテスト刻印をおすすめします

UVレーザー刻印は、素材の表面に直接反応させる加工です。
そのため、インクのように指定した色を印刷するものではなく、素材が持っている性質によって仕上がりが決まります。

きれいに見える素材もあれば、コントラストが弱く、見えにくい素材もあります。
また、塗装やコーティングの有無によって、想定と違う色になる場合もあります。

当社では、素材ごとの刻印サンプルを確認しながら、加工の可否や仕上がりの見え方をご相談いただけます。
本番製作の前には、できるだけ実際の素材でテスト刻印を行うことをおすすめしています。

その他のオリジナルグッズ・ノベルティー・記念品制作については、こちらもご覧ください。

Contact

お問い合わせ

三栄ぷりんとは、印刷に関する多彩なサービスを提供しています。
お客様のご要望にできるだけお応えします。お気軽にご相談ください。

お電話でのお問い合わせ

03-3785-4402

9:00~18:00 ※土日・祝日除く