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UV転写シールデータ作成ガイド

UVインクジェットプリンターのインクは、8本セットされている。
当社の場合、次の8本のインクセットで構成している。

  • CMYKの4本  カラー
  • 白 2本 
  • クリア 透明で硬化すると硬い
  • プライマー インクの定着力を上げる

これらインクを意識して、印刷データを作成することをお勧めする。

データはCYYKモードで白・クリア・プライマー・CMYK 4種が必要

インクが8種、CMYK・白・クリア・プライマーが用意されてます。
各インクに対する、データを解説します。

アルミのプレートに、ヤマセミを印刷しました。
この画像で、説明します。

4つのインクについて

CMYKデザインデータ

CMYKのデザインデータ
白文字は、白の為見えてません。
データとして存在しても、ベースの色と同じため、白の印刷は行われません。

白用データ

白の使い方として、CMYKデザインの発色を良くする役目も持っている。ヤマセミの例では、絵白文字とヤマセミの下に引くデータとなってます。ヤマセミの絵の下に引く白データは、ヤマセミのCMYKより細くしてます。

クリア用データ

CMYKデザインインクをクリアインクで覆います。硬化すると硬くなり、表面が丈夫となります。また、丈夫にする役目の他に、インクを重ねて厚くするなどの使い方があります。

ヤマセミの例では、ヤマセミ、文字デザインを太らせたデータとしてます。


プライマー用データ

プライマーインクは、インクの定着を強くする為に使用する。
インクを吸い込む材質に対しては、必要無いと思います。

ヤマセミの例では、クリアデータと同じデータを使用している。

 

 
 
 
 

白は細く 通常、白を一番下に引いて、その上にCMYKのデザインを印刷、その上にクリアインクで覆う。
(ダイレクト印刷の場合は、一番最初に印刷する事が多いが、ここでは割愛)
インクの厚み、機械のばらつきにより、下に引いた白が、気になる場合がある。
絵柄などの下に引く白は、上の絵柄より細くしたデータにすると良い。
印刷時に、白版だけを細くする設定は可能であるが、白の絵柄が混ざっている場合は、その白の絵柄も細くなる。
この点は、データ側で考慮する必要がある。
クリアは太く
小さい細いはクリアで覆う
細い、小さいデザインは、接着面積が小さく、相対的に弱くなる。
したがって、設置面積を広くするとテッチ面積をUVダイレクト、UV転写シートなどで、丈夫にする方法として、クリアインクで広く覆う。また、隙間は埋めるなどを考慮すると良い。
マットとグロス 覆う役目のクリアインクは、基本的には、マット調の仕上がりとなるが、硬化を遅らせる事で、艶のあるグロス調で仕上げる事が出来る。
マット/グロスは、シート単位での設定となる。
1シート内で、マット/グロス混在で作成したい場合は、クリア版データを分けて作成する必要があります。
また、料金も加算されます。
透明素材での重ね合わせ ガラスなどの透明素材に対する場合、インクの重ね合わせで表現が変わってくる。
A~C:の 3種 を次の記号を使って、表している。
   見 る  = 見る方向、  ガラス = 透明な素材、 ◀ = 印刷
   P = プライマー、 CMYK = デザイン、 W = 白、 CL = クリア



A: どちらからも同じ絵柄をみられる(透けて見える)

見 る → ガラス ◀ P ◀ CMYK(デザイン) ◀ CL  見 る
  
(どちらの側からも見えますが、ガラスを通して見るか、どうかで、見え方が変わって来ます。
どちらを表とするか決めておきましょう。 
透過して見える像は、薄く感じる場合が多いので、CMYKデザイン版は2~3回重ね刷りも検討要)


B: 片方から見える(白を引く)

白打ちをした場合、印刷した画像は、すっきりします。
また、画像をガラスを通して見るのか、決めておきましょう。

見 る  ガラス ◀ P ◀ CMYK(デザイン)◀ W ◀ CL ← 見る(白が見える)
(ガラスを通してデザインを見る。ガラスの光沢感を感じる)     

見る(白が見る)→ ガラス ◀ P ◀ W ◀ CMYK(デザイン) ◀ CL ← 見 る
(ガラス面に、インクが盛り上がって見える)   


C: 両方から見える(白を挟む)

見 る  ガラス ◀ P ◀ CMYK(デザイン) ◀ W ◀ CMYK(デザイン) ◀ CL ← 見 る    

(同じ絵デザインを白を挟んで印刷するので、 A: の透過よりはっきり見る事が出来る。
 どちら側を表とするのか、決めておく事。) 
インクが薄いと転写しにくい
(UV転写シート)
UV転写シートにおいて、インクが薄いと転写しにくくなる。
最低でも、インクの総和が100%を超えている事。
ガイドラインを引く
(UV転写シート)
インクが薄いと転写しにくいを逆手に取って、カットラインや転写位置のガイドラインとする事が出来る。

デザインの中に、ガイドラインも入れてデザインする。ガイドラインは、CMYKのどれか1色に50%程度とする。
また、ガイドとなる部分は、白・クリアは、無しとする。
イラストレータなどのデータの場合、レイヤーを分けて作成する事をお勧めします。
インクを吸う素材は、
プライマー無し
紙や木材、皮などの素材は、インクを吸う材質です。
このような素材は、インクの食いつきも良いことから、プライマーが必要無い。
グラデーション対応 デザインが、グラデーションの場合、特に縁の処理が問題になる。
白い素材は、問題にならないが色の濃いもに印刷する場合、下に白インクを引くとその境界部分が、はっきりと目立つデザインとなる。
この事を想定したデザインにする必要があります。
切り抜き画像の問題 JPGなどの画像データの場合、UVインクジェットプリンターに、白・クリア・プライマーデータを作ってくれる機能があります。
データが、0~255までの値と考えた場合、値1以上を白とする機能です。

写真やイラストなどから、切り抜き作業を行った場合、見た目は綺麗に行ったつもりが、薄い部分が残っているケースです。
イラストレータに貼り付けた、写真やイラストからの切り抜き画像データを使用している場合にも見られます。
厚さを薄く
(転写シート)
転写シートにおいて、転写した際のインクの厚みを抑えたい場合など模型などを作成する方からの要望があります。

転写シートのノリの薄いタイプを使用する。
糊の厚さは、0.3mmを使用してますが、要望によっては、0.2mmも用意してます。
転写する物によっては、転写しにくい問題が発生する可能性はあります。

厚さを薄くする方法として、
・白の2重ねを1回にする。
・クリアは無しにする
などを考慮すると良いでしょう。(インクが薄いと転写しにくい問題にも注意!)
面付け間隔に注意
(転写シート)
面付けしたシートをそれぞれをカットして、転写作業を行う際、作業を行い安くする事を考慮する。
手で掴んで行う、ピンセットを使って行う、など作業方法と合わせた面付け間隔にする。
   
   

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