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名刺
2016/10/11

並べられた二人の名刺、ロゴの色が違いますね!

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先日、お付き合いのある印刷屋さんから、急ぎの名刺の依頼をお受けしました。

その、印刷屋さんから名刺をお受けするのは、初めてでした。
そして、オンデマンド印刷でと依頼されました。
今までは、別の印刷屋さんに外注していたそうです。そして、オンデマンド印刷でした。
しかし、毎回、色のばらつきが大きいと言われてました。
弊社には、数回ペラもので印刷をお受けしていましたが、品質的に評価され、今回の名刺の依頼となったようです。

今回、私どもに依頼が来たきっかけには、次のような決定的な話がありました。

この名刺のお客様が、二人で、営業に回っている時、机に置かれた二人の名刺・・・・・並べられた名刺のロゴの色が違う事をお客様から指摘を受けたそうです。指摘と言っても、色が違うようですね!レベルの悪気の無い、会話の中での話では有ったようです。

 

 

弊社では、名刺はオフセット印刷が主流です。
なぜ、PODで印刷しないのですかと言われる事もありますが、単純に、今までのお客様の名刺は、今まで通りと言う事です。
以前は、オフセットのこだわりはありましたが、今では、オンデマンドも進歩しており、そんなこだわりはありません。

名刺のロゴの色は、どの企業もかなりのこだわりを持っています。
お客様に合わせ、インクの調合を行って対応してます。
色を出すのは、結構大変です。”三栄ぷりんとの青” と言ったような名前が付きます。
調合された、インクを使っても、印刷を行う人の技術によって色が変わって来ます。
極力、色の変化・バラツキを抑え、いつも同じにと心がけるのです。

オンデマンド印刷は、デジタル印刷です。
デジタルだから、色はいつも一定・・! と思いますが、
色は、変わるのです。
印刷している時の一枚一枚の色を見る限り、いつも同じと思うのですが、一か月後に同じものを印刷すると、変わっている事に気が付きます。
少しづつ変化して行くのです。一か月前に印刷したものと同じ色を出すために、CMYKの色の配分をいじるのです。
そして、ここから泥沼に入っていくのです。

色のバランスは、定期的に調整する必要があります。
調整する機能をオプションとしている機種も有りますが、私の経験では、必須と思っています。

オンデマンド印刷機もCMYKのプロセスカラーです。
印刷出来る色範囲は決まって来ます。
それを、超える色は、インクを調合した特色でオフセット印刷となります。

名刺のロゴの色からのお話でした。

 

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