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宛名印刷
2016/07/05

インデザインの結合機能の紹介 欧文宛名レイアウト

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今回は、インデザインの結合機能を紹介します。

インデザインには、結合機能と呼ばれる、データの流し込み機能を持っています。
テンプレートを作成しておき、CSVファイルの表データを流し込むのです。
1行1ページの組版が自動的に出来てしまうのです。
インデザインファイルで出来ますから、後からの修正も簡単です。

私も、色々な場面で使用する機会は多いです。
結合機能自身は、単純な流し込みですが、流し込むデータを事前に処理しておく事により、かなり複雑な組版が可能となります。
今後、使用事例を機会毎に紹介したいと思います。

インデザインの結合機能を欧文の宛名印刷を例に紹介します。

- 目 次 -
欧文宛名レイアウト
住所データの準備
インデザイン テンプレート作成
インデザイン データ結合

データ結合の起動
住所データを取り込む
テンプレートに割り当てる
試しでプレビュー
レイアウト開始

欧文宛名レイアウト

欧文の宛名書きの場合、 差出人住所は、上側に配置 します。
宛名は下側に配置します。
封筒の裏側に差出人が印刷されている場合においても、宛名だけを表面の下側に配置します。

欧文宛名レイアウト

住所情報も日本とは」逆に書きますよね。
上から順に・・・¥・

1.敬称/名前 Ms.Musashi Miyamoto
2.肩書き manager
3.部署等のセクション Sales Planning Department
4.企業・団体名 saneiprint Co.,Ltd.
5.建物・棟・部屋番号 3f
6.番地・町名・区・市町村・都道府県 6-1-29 , nakanobu , sinagawa-ku, tokyo
7.郵便番号 142-0053
8.国名 japan

住所データの準備

インデザイン結合機能で流し込みに可能なファイルは、

[,] カンマ区切りの .CSV ファイル

[TAB] タブ区切りの .TXT テキストファイル

の2種類に対応してます。
残念ながら、エクセルファイルからは流し込みできません。
CSVかタブ区切りのテキストファイル形式に書き出します。
私は、区切り文字が [TAB] タブコードの .txt ファイルを使用します。
CSVファイルは、カンマ区切りのテキストファイルです。
したがって、データの中にカンマが含まれているケースがありますので不具合の発生も出てきます。
タブ区切りのテキストファイルで作業する事をお勧めします。

タブ区切りテキストファイル

インデザイン テンプレート作成

インデザインにおいて、ドキュメントを開き、以下データを

1.敬称/名前 Ms.Musashi Miyamoto
2.肩書き manager
3.部署等のセクション Sales Planning Department
4.企業・団体名 saneiprint Co.,Ltd.
5.建物・棟・部屋番号 3f
6.番地・町名・区・市町村・都道府県 6-1-29 , nakanobu , sinagawa-ku, tokyo
7.郵便番号 142-0053
8.国名 japan


実際に各項目をレイアウトします。
各項目をそれぞれ1行として、テキストフレームを配置しても良いし、ブロック毎にテキストファイルを配置しても良いでしょう。

 欧文宛名レイアウト


フォントやサイズ位置が決まりましたら、記入した内容は削除します。
この状態でテンプレートが完成です。
レイアウトは、いつでも訂正できますので、大雑把で良いでしょう。

 欧文宛名レイアウト

インデザイン データ結合

データ結合の起動

 [データ結合]

データ結合

住所データを取り込む

 [データ結合][データソースを選択

データ結合

データ結合

データ結合タブに、取り込んだテキストファイルの1行目の項目名が表示されます。

 データ結合

テンプレートに割り当てる

データ結合タブの各項目をどこに配置するか、テンプレートの時点で決まってますよね。

挿入する位置に、カーソルを置いて、右クリックで、挿入点のカーソルが表示されます。
この状態で、データ結合タブの項目をクリックします。

データ結合

 挿入位置に指定した項目を << >> で囲った形で表示されます。

この位置に、データが割り当てられます。

データ結合の項目を、挿入したい位置にドラッグしても割り当てる事が出来ます。

 例 <<敬称>>

データ結合

他の項目も配置しましょう。

データ結合

他の項目も配置しましょう。

データ結合

全項目を設定しました。

 試しでプレビュー

 データ結合タブの [プレビュー] にチェックを入れる事で、実際のデータを配置した状態を確認できます。

また、プレビューのページ位置を変えて確認ができます。

データ結合

レイアウト開始

データ結合タブから、 [結合ドキュメントを作成] 

データ結合

[OK]

データ結合

テキストフレームからは、はみ出したり、エラーメーッセージが表示される場合もありますが、無視して最後まで実施してください。

テンプレートとは別のファイルに、結合ファイルが生成されます。

出来たファイルを手直しする事が出来ますので、エラー等の修正も出来ます。

データ結合

 

別名で保存して完了です。

 


 

 

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